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たかが一人、されど一人

トップダウン手法 

2018年06月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨日の米朝首脳会談、専門家と称する人の意見は圧倒的にトランプ大統領に厳しい。前のめりになったトランプ氏が功を焦り、北の非核化について具体的なコミットメントを何一つ取らずに、道筋に時間が掛かることを認め、尚且つその作業が進行中は軍事的脅威を与えないことまで約束している。これでは北の言い分をそのまま飲んだと同じで、話にならないそうだ。アメリカのマスコミの論調も似たようなことらしい。確かにトップ会談を通じて取り決められたことは「これからは仲良くしようぜ」と極めて抽象的で、武器を放棄する具体論は無いと言える。70年間相手を信用できなかった戦争当事国のリーダーとしては異例なことだろう。しかしものは考えようで、本当に自信がある強い立場ならそのくらいの度量を見せた方が相手も真剣になる。と言うのは素人考えかも知らぬが、折角の仲直りだから良いではないか。もし本当に半島に平和が訪れるなら日本は大歓迎すべきだが、政府の態度は煮え切らない。この劇的変化(起こるかどうかは未定にせよ)を傍目に、相変わらず安全保障環境の厳しさを唱えて軍事予算を倍増しろ、なんてことを未だに真面目に論じている。問題は外務、防衛閣僚と更にその上の総理の思考回路の硬直性にある。考えてみると昨日会談した両首脳は、共にトップダウン型のリーダーである。ことの善悪は別にして、何事につけ自分で勉強し理解したことをベースに判断をしている筈だ。少なくともトランプ氏は非核化についてそれなりの勉強はしたと言ってるし、記者会見で「俺は25時間寝ていない」とも言っている。一方の金氏も「足を引っ張る情報で間違った判断をしてきたが、それを乗り越えて・・・」と言っている。両国とも日本の官僚に比べ官僚の質が劣悪であるとは言い難いだろう。要は、官僚が挙げてくる情報を鵜呑みにするかどうかの問題である。どこの国でも官僚の壁が厚く高いのは見ないでも分かる。現在の日本総理にそれを乗り越える器量を求めても致し方が無い。ただ75年以上前であろうか、近衛総理はルーズベルト大統領との首脳会談を希望したようだが、これを果たすことが出来なかった。今更ながら死んだ子の歳を思ってしまった。

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