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俳句ができるとき 

2018年04月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:俳句

俳人の黛まどかさんは、シャンプーしているときに俳句がひらめくというのを読んだことがある。

そのまどかさんは鈴木真砂女(まさじょ)先生は「髪を触っているときによく俳句ができる」という話を紹介していた。

真砂女さんは、ふだんから和服だったので、毎朝鏡台に向かって髪を結っていたので、そのときに俳句ができたというのである。

そのとき、いったい脳はどうなっているのだろう。


脳科学者の茂木先生は、このことをこんなふうに科学している。

女性が何気なく髪を触っているときは、見えるもの、聞こえるもの等外からの情報をある程度遮断して、

内からわき上がるものに注意を向けていると考えられるという。

自分を触ることは身体確認の作業であるため、自分の内に意識が乱反射していくイメージだという。

自分のなかの何かを探っていく、つまり

身体感覚を通して自己確認し、自分と対話するのだというのである。

身体確認ということは、単純にいえば、歩いていると何かを思いつくのと同じであろう。

男のシャンプーは、あっという間に終わってしまうので、俳句は無理そうだ。



きょうのキミ初夏の風に髪あずけ
風来



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初めまして

さん

なるほど。よく分かります。
せつせつと眼濡らして髪を洗った女流俳人もいましたね。

2018/04/25 09:41:50

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