世界は意外なことだらけ

古代ローマの歯磨き 

2018年04月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

歯の健康は全国のトップクラスだそうです。

この都民の歯磨き習慣は今に始まったことではないらしく、『塵塚談』(小川顕道)の文化年間(1808〜1817年)の江戸の世相について書かれたなかに、江戸の歯磨き粉の普及についての記述があります。これによれば、夥しい数の歯磨き粉の売店に加えて、売り歩く者が数百人もいたとのことで、これは江戸に限られ、大坂や京には見られなかったそうです。

当時の歯磨き粉としては塩がよく知られていますが、この代表格として挙げられるのが「赤穂塩」です。赤穂塩は焼塩にして壺に入れて販売されましたが、品質が良いことから将軍綱吉の 歯磨き塩として献上されて評判となり、ベストセラー商品となります。一説によれば、このおかげで浅野家は禄高以上に豊かだったとも言われます。

浅野家に塩の製法を伝授した三河の吉良家は「饗庭塩」を生産販売していましたが、この煽りを受けて売上が落ち込み、これが松の廊下の一件の遠因になったとの説もあります。この説には否定的な見方が多いようですが、両家が商売敵の関係にあったことはやはり何かの因縁を感じさせます。

 歯磨きでの吃驚仰天は古代ローマ。市民の中には、尿で磨いた人も多かったそうで、特に珍重されたのがポルトガル人の尿。濃くて歯磨き効果が高かったとか。どこからこういう発想が出てきたのか、と不思議に思いますが、世界にこれ以外の歯磨き粉が無くなったとしても、使うのは遠慮したいかな



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