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のびたの日記

魂を 揺さぶる歌が 包み込む 

2018年03月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



『赤とんぼ』 山田耕筰さんのメロディが 今でも多くの方に好かれる
貧しい田舎でも 太陽は等しく夕暮れを染める シルエットのように赤とんぼが舞う
心が癒される日本人の郷愁のような歌である
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実現は不可能でも 高齢になって 喫茶店を経営出来たらなぁと妄想を描いていた
店にはピアノを置いて 誰でも入りやすく雑談が出来 時には お客さんと歌でも歌う
店の名前は 『赤とんぼ』・・・私の妄想・・・うたごえで歌集を作ったが 表紙は 『赤とんぼ』
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立川の近くに 昭和記念公園がある 広大な敷地に季節の花が絶えることなく 緑の芝生もあり都民の憩いの場だ
かつて ここでは砂川闘争が有った 米軍接収の基地返還にあたって 学生たちと機動隊の壮絶な混乱が起こった
ある日の夕方 疲れ果て傷ついた心の中で居る時 学生の誰かが 『赤とんぼ』 を口ずさむと だんだん皆が歌う
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合唱と言うような元気なものではないが どこか心の癒しを求めている発露のようなものか
機動隊の方も静かに歌う 虚しい争いを心では避けたい 平和を願っていたのだろう
これは どなたかの著書にあったもので忘れられない
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『ビルマの竪琴』 を思い出す方も居るかも知れない
誰からもバカにされる気の弱い二等兵 竪琴だけは大事に離さない いよいよ敵の総攻撃が始まり勝ち目のない戦いだ
砲弾も容赦なく打ち込まれている時 彼はその竪琴を弾いた 『埴生の宿』 スコットランドでは 「ホーム・スイート・ホーム」
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相手はイギリス軍であった 故郷の曲である 砲撃もしばし止んだ イギリス兵は竪琴に合わせ この曲を歌い出した
闘いは勿論負けた 日本兵が故郷へ戻れる日が来たとき その二等兵は僧侶となり 両軍の亡くなった兵を弔うと言う
寺院の外で 日本へ帰ろうと皆が叫ぶと 返事はなく 竪琴で弾く 埴生の宿 のメロディだけが流れてくる
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なかにし礼さんの特集をテレビで見た
満州牡丹江市で生まれ 私より一つ上 あの終戦直前 ソ連兵が日ソ不可侵条約を破り 満州に侵攻してきた
日本の軍隊は真っ先に放り出して逃げ 取り残された多くの日本人は ソ連兵によって殺戮 暴行 非道の限りを尽くされた
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当時のことについては 今週と来週 NHKで特集ドラマがあるから 多くは語らないが 負けた日本はあまり触れなかった
なかにし礼さんは 母親と必死に逃げ惑う それは残虐な映像として頭に残り 彼の人生の中に大きく影響している
およそ1年半 満州から中国へ明日のわからない飢えと恐怖と闘いつつ 彷徨ったと言う
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日本へ帰還が決定して列車に乗るが 家畜同様の扱い 屋根も無い貨車にすし詰めにされた
それでも ようやく日本へ帰ることが出来る もしかしたら偽でどこかへ送られるかもと不信感さえある
そんな列車の中で 誰かが ハーモニカで 『人生の並木道』 を吹いた あの音色は日本人の心にしみるものだ
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そのメロディに合わせ 少しづつみんなが口ずさむ 生きて行こうよ希望に燃えて〜♪
やがて全員が併せて歌う どんな思いが交錯したのだろう
歌は歌いつつも みんな慟哭をしているのである 満州から逃げる中で親や子が命を落とした人も多いのだ
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私は 『赤とんぼ』は好きだが 日本人が21世紀に残したい歌で見ると ダントツでトップの曲がこれだ
添乗員をしているとき バスの車窓から夕陽が見える時 ハーモニカを取り出して 皆さんに一緒に歌いませんかと言う
メロディを流すと 皆さんが一斉に歌い出す 時折 夕陽に眼を遣りながら この瞬間 心は一つになっているようだった
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さあ 今日は 下町のうたごえ 本所地域プラザである
歌の力は素晴らしい 今日もみんなが笑顔になる
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