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映画が一番!

幸福の黄色いハンカチ 

2018年03月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日はもう一本、観て欲しい映画を紹介します。
それは、「幸福の黄色いハンカチ」。
BS12で2018年3月5日(月)19:00〜放送。

原作は「ニューヨーク・ポスト」紙に掲載された
ピート・ハミルのコラム「Going Home」。

本作には「母に捧げるバラード」の歌、以後、
どん底だった当時の武田鉄矢が監督の山田洋次から
声をかけられて、映画初出演。
健さんの主演の映画ですけど、武田のずっこけた
九州男児のロードムービーの一面があります。

キャッチコピーは、
”男の眼にやさしい愛の輝きを見た!
心で味わって欲しい優しい愛の物語”。

失恋してやけになり退職した花田欽也(武田鉄矢)。
退職金で新車を買って北海道をドライブする。
網走で朱美(桃井かおり)をナンパして一緒に食事する。

同じ食堂に刑期を終えた男、
炭鉱夫だった島勇作(高倉健)がいた。

彼はビールを飲みながらラーメンとカツ丼を注文する。
このシーンで、健さんは二日間食事を絶っての演技だとか、
ビールを両手で抱えて一気飲みして、ラーメンを
食べる姿は、出所して娑婆に出てきた男そのものでした。

欽也は朱美とドライブで海岸へ。
同じくそこにいた勇作に写真を撮ってもらって、
2人はその縁で彼を車に乗せ、3人で旅を始める。

武田がカニを食べて腹痛を覚えて路上に車を
置いてティッシュ片手に草原に
飛び出して行くシーンは笑えました。

が、彼は監督に怒鳴られたと言っています。

”好きな女の子が見てる前で下痢をこらえて走るんだ。
情けなくて涙ぐまなければならないのに君は笑っている。
お客さんが一番笑うところは、
俳優は泣きながら演じるんだ。覚えておきなさい。

喜劇は泣きながら作るもので、
悲劇は笑いながら作るものなんだ。
渥美さんは寅さんが振られる時、目の奥で涙が潤んでいる。
だから観客が笑うんだ。そう演じなさい。”と、
言われたそうだ。

勇作は二人に、自分の過去を語る。
スーパーのレジ係だった光枝(倍賞千恵子)との出会い、
幸せな結婚、しかし、喧嘩で相手を死なせてしまったことを。

そして出所した時、ハガキを出して、
”もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…
黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。それが目印だ。
もしそれが下がってなかったら、
俺はそのまま引き返して、2度と夕張には現れない”と。

それを聞いた欽也と朱美は、行きたいけれど、
もし、黄色いハンカチが無かったらと、うじうじする
勇作を励まし、無理やり一緒に夕張に行くことを決心する。

欽也と勇作が別れるシーンでは、
武田はなかなか泣けなかったそうだ。
この時、健さんに長期間の撮影に感謝すると言われ、
感激してぼろぼろと涙をこぼしたと、
この瞬間に、別れのシーンが撮影された。
だから、彼は言ってますね。本当の涙で撮影が出来たと。

1977年(昭和52年)制作。
警察の渡辺係長役で渥美清も出演しています。



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