人間観察そして恋そして小説も

フランス うらやましくもあり そうでなくもあり 

2018年03月05日 外部ブログ記事
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<フランス社交界では不倫は文化>仏文学者 鹿島茂 結婚は「商行為」だった「不倫」といえば、まさにフランス文学の真骨頂。恋愛小説が多いように思われますが、20世紀前までは、一部を除いてほとんどが「不倫小説」なんですね。というのは、フランスでは家族制度や社会的システムが、不倫を生みやすい構造になっていたからです。なぜそうなったか。20世紀に入ってアメリカの影響を受ける前まで、フランスの中産階級以上の家庭では、娘は寄宿学校へ行かされた後、家で花嫁修業を行なってから、親の決めた相手と結婚します。結婚というのは「契約」であって、財産と財産のマッチングを図る場。双方がまるでプロ野球の交渉みたいに、財産について細かく議論し、合意したところで結婚承諾となります。条件が合わないと結婚交渉決裂というわけ。いわば、結婚は一つの商行為であり、そこに愛情が入り込む余地はありませんでした。娘は結婚のための大事な商品。厳しい寄宿学校に閉じ込めて、傷をつけないように育て、できるだけ良い条件で結婚させたいわけです。男は妻の不倫相手に嫉妬しない女性は結婚して子どもを産むと、子どもはみんな乳母に預けて、本人は子育てをほとんどしません。そして、子どもを産んだ後は社交界に出て宮廷に仕えます。その段階になって初めて、女性は自由を手に入れることになるのです。華やかな社交界には、当然、男性も出入りしていますから、素敵な出会いもあるでしょう。そこで恋愛が生まれないはずがありません。社交界は、既婚者の恋愛=不倫を大前提とした世界と言えるのです。そうなれば、自分の妻が貴族の若い男性と恋仲になることだってあります。でも、夫がそれを嫉妬するというのは、はしたないこと、野暮ったいこととされたんですね。夫は妻に嫉妬しないのが、成熟した男のたしなみ。財産のマッチングによる結婚のあとは、お互い、私生活には一切干渉しない。ですから、ダブル不倫なんていうのは日常茶飯事。夫は夫で、パトロンとしてオペラの歌姫や高級娼婦を愛人にし、知識や常識を与えて愛人を教育していきます。 この文化が下地にあるからこそフランス人は不倫に寛容なのかなあ まあ、さすがに現代のフランスでは不倫を表立って容認はしないでしょうが、日本ほど目くじらは立てないのかなあそうなら 羨ましいのですが(;^_^A でも嫁の不倫にも目をつむらなきゃいけないんでしょ少し微妙   にほんブログ村

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