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吾喰楽家の食卓

落語と歌舞伎の魅力 

2018年02月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日、国立演芸場二月中席の千穐楽を楽しんだ。
公演の期間は異なるが、二月中席は、歌舞伎と同じく、三日目と千穐楽の二回になった。
交替出演者や、演題が替わったりしたので、落語に限っては、同じ公演を見ている感覚はなかった。
ところが、馬生師の落語『子別れ(上)』と鹿芝居『子別れ(中)(下)』は、前回と同じである。
同じ歌舞伎を、二回見るのと似た感想を持った。
馬生、正雀、馬楽の三師は、ベテランだからか、二回とも円熟した舞台を見せてくれた。
ところが、若手噺家は、前回と比べ、台詞回しが歴然と異なっていた。
舞台を重ねることで、上達したのだろう。
また、アドリブが増えていたのも、千穐楽らしい。
前回なかったが、馬楽師の熱唱で、馬生師と正雀師が野崎参りを踊ったのも良かった。

今、歌舞伎座の夜の部で、忠臣蔵の七段目をやっている。
遊女お軽と寺岡平右衛門の兄妹を、玉三郎と仁左衛門、菊之助と海老蔵の二組が、一日交替で演じている。
二日続けて見ると、両方を比べられるのだ。
何とも贅沢なことではあるが、それを実行した友人が羨ましい。
三日目と千穐楽を見るのは、一興である
しかし、豪華キャストを見比べるのは、それを超える面白さがあるだろう。
国立劇場で同じことをしたら、多分、私も両方を見るに違いない。
現に国立演芸場では、鹿芝居、襲名披露、贔屓の噺家がトリの時などは、複数回、見ている。
でも、歌舞伎座は、当分、封印しておく。
そこまで手を広げると、懐が悲鳴を上げる。

   *****

写真
2月20日(火)の国立演芸場玄関と演題



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シシーマニアさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

国立劇場にも、色々な役者が出演します。
以前、玉三郎も、出演したことがあるそうです。
最近、出演していませんが、是非とも見たい役者です。
他にも、海老蔵や獅童にも、興味があります。

来月は、菊之助の髪結新三です。
彼の息子が、台詞のある役としては、初舞台を踏むとか。

2018/02/21 10:43:17

歌舞伎

シシーマニアさん

連チャン、等という言葉を使うには恐れ多いほどの、感銘を受けました。

二晩共、見応えはそれぞれにありましたが、久々の玉三郎の素晴らしさは、ショックに近いものがありました。

2018/02/21 10:21:24

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

件の中華料理店へ寄らず、夕餉は自宅で食べました。
会えないと、がっかりします。
会えたとしても、「野暮」のような気がしました。

2018/02/21 09:22:14

やることが「通」ですねぇ

パトラッシュさん

馬生師と、ひょっとして、中華料理店で再会?
を期待していたのですが……

2018/02/21 09:15:31

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