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独りディナー
銀世界の国
2018年01月26日
テーマ:カナダ
昨夜から、当地でも積雪した。
外出の予定はないので、高みの見物なのだけれど、一応体感温度を確認する意味で、ゴミ出しには行った。
一人暮らしだから、一度位パスしても困りはしないけれど。
外では思ったほどの寒さは感じられなかった。
北海道育ちだからなのかどうか、雪景色は大好きである。
何度見ても「わぁー!」と思わず声が出るのは、銀世界と晴れ上がった富士山だ。
今回は残念ながら、降雪は主に夜だったので感激は薄かったけれど・・。
真っ白な新雪をを見ると、三〇年近く前に暮らしたカナダのことが思い出される。
たった一年の滞在だったので、私達家族は長い旅行のように、出来るだけカナダを満喫したのだった。
住んでいたオタワは、首都なだけに大使館が沢山あって外国人が大勢居た。
私はまず、外国人の為の英会話教室というのを見つけだした。
海外に行くと、行動が積極的になる。
謙遜という言葉は、なりを潜めてしまうし、今しか無い、という気持ちが強くなるのかも知れない。
英会話教室には、様々なレベルのクラスがあったけれど、面接の時に出来るだけ自分の能力の限界までしゃべり倒して、何とか上級クラスに潜り込んだのだった。
そこで知り合いになった、パオラというドイツ人のお陰で、私はどんなに面白い経験が出来たか計り知れない。
自己紹介の時に、彼女が生まれはウィーンだというので、私は忘却の彼方からドイツ語の単語をかき集めて
「私は若い頃、ウィーンで音楽の勉強をしていました」と言ったのが、親しみを感じてくれた理由かもしれない。
一世代上の彼女は、ご主人が高い地位の人らしく、色々な会に所属していたのだが、そこへ何かと私を誘ってくれた。
それらの会は、大半が大使館関係の奥様達のグループだったけれど、パオラのご主人も外交官ではなかったから、私も安心して彼女の後ろに付いていったのだ。
10月半ばにオタワに着いた時、中心街にあるお城のような建物が目に付いた。
それはシャトーローリエと言う名の、高級ホテルだったのだが、12月に入った頃。
パオラが、「こんなクリスマスパーティーがあるんだけど、行かない?」と誘ってくれた。
それは、上記のホテルが会場で、どうやら外国から来た外交官夫人達をもてなす会の様だった。
一年限りの、短期滞在者としては、日本人として恥はかき捨てる訳にはいかないまでも、出来る経験は逃したくない。
それは、いかにもクリスマスにふさわしい、まばゆさがキラキラと輝いている様な、素敵なホテルだった。
後から知ったのだが、シャトーと名の付く有名なホテルが、カナダにはいくつかあるらしい。
後年、主人とオタワを訪れたときに、記念に此処に泊まる、というセンチメンタルジャーニーも経験した。
続く、つもり。
(パソコン環境が変わった為、ブログアップがやや困難な状況なのです・・)
*下の写真は、シャトーローリエのホームページのものです。
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四つ葉さん
コメントありがとうございます。
四つ葉さんの様に、素敵な写真を載せられないですね。
一人暮らしなので、毎日朝ご飯を写真に撮って、娘に「安全確認」としてLINEで送るのを日課にしてはいますが、ブログには中々・・。
お料理も美味しそうですけれど、楽しんで配膳してらっしゃるのが伝わって来ますね。
2018/01/26 20:33:04
わぁ〜素敵なお話です。
こんばんは、四つ葉です。
シシーマニアさんカナダ滞在素敵なお話しです。読んでいてワクワクしました。カナダの素晴らしさが伝わります。
シシーマニアさんって何もかも前向きに生きてらしゃって、行動力がある素敵な女性だと思います。羨ましいです。
是非この続きを読みたいです。
私の所にコメントして頂きありがとうございます。
料理ブログですが、気楽に読んで頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
2018/01/26 19:24:42