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年代のギャップ　

2018年01月12日
テーマ：テーマ無し

「キネマ旬報」と言う映画雑誌があります。
学生の頃は、毎号購入していましたが、就職してからは、その年度のベストテンや主演男優・女優賞を見るだけになってしまいました。

ちなみに、映画のことを、「キネマ」と言うのは、大正時代から使われていました。
「キネマ旬報」も、大正時代の創刊です。

「シネマ」と言わずに「キネマ」と言っているのは、「シネ」が「死ね」を連想するためとも言われていますが、これは後付けの俗説です。
キネマ (kinema) は映画を意味するキネマトグラフの略で、英語やフランス語のシネマの元になったギリシア語です。

昭和になってくると、「キネマ」じゃなく「シネマ」が使われるようになってきます。

大晦日に、「懐かしのメロディ」を見ていると、フランク永井さんの名曲「有楽町で逢いましょう」を、私が知らない若手の演歌歌手が歌っていました。
♪　あなたを待てば　雨が降る　♪と言う曲です。

この曲の2番の歌詞に
♪　今日のシネマはロードショー　かわすささやき　♪という部分がありますが、最近は、「シネマ」も「ロードショー」も死語になりましたね。
ましてや、若い人には、「キネマ」って言っても通じないでしょう。

ところで･･･

この間、通学路であいさつ運動をしていたら、まだ20代のお母さんが集団登校についてこられていました。
その方を交えて、数人で雑談をして居たとき、、
「私は映画が好きだったので、学生の頃は良くロードショーを見に来ました」と言ったら、
「えっ、その頃からコストコがあったのですか？」
「コストコで映画を上映しているんですか」と私。
トンチンカンな会話が続きました。

聞いて見ると、コストコの倉庫内での実演販売、サンプル配布（試食）などの行為のことを「ロードショー」と呼んでいるのだそうです。

こう言うのを、ジェネレーションギャップと言うのでしょうね（笑）

ちなみに、私はコストコへは行ったこともありません。
独り身なので、コストコへ行ったって、意味ないですが、その若い方は、同年代の知り合いの方と数人で行って、みんなで分け合うのだそうです。
思わず、
「その中に、私も入れて･･･」と言いそうになりましたが、年齢差を考えて、辞めました（笑）


《オマケ》

昨日、2017年度の映画のベストテンが発表されました。

【日本映画】
?　夜空はいつでも最高密度の青色だ
?　花筐／ＨＡＮＡＧＡＴＡＭＩ
?　あゝ、荒野
?　幼な子われらに生まれ
?　散歩する侵略者
?　バンコクナイツ
?　彼女の人生は間違いじゃない
?　三度目の殺人
?　彼女がその名を知らない鳥たち
?　彼らが本気で編むときは、

【外国映画】
?　わたしは、ダニエル・ブレイク
?　パターソン
?　マンチェスター・バイ・ザ・シー
?　ダンケルク
?　立ち去った女
?　沈黙−サイレンス−
?　希望のかなた
?　ドリーム
?　ムーンライト
?　ラ・ラ・ランド

皆さん方の中で、ご覧になられた映画はありますか？

私は、日本映画でベストワンになっている作品「夜空はいつでも最高密度の青色だ」は、タイトルさえも知りませんでした。

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