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トラのミステリな日常

2017年12月13日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

公務員のボーナスが支給されたということですが、例年より少しUPしたと言うニュースがありました。
ちょっとは景気も上向きなんでしょうか？
年金以外は無収入の一人暮らしには、世間の風向きはよくわかりません（笑）

ボーナスと言えば、思い出すのが、バブル期の事です。
私の職場は、40人弱の小さな所だったので、以前にも書いたようにバブルの恩恵はほとんどありませんでした。
終身雇用で年功序列で、家族的な雰囲気だけが取り柄の職場でした。

当時の事、
ボーナスが支給された次の日、お昼をみんなと食べていたら、一番前に座っている副所長（私の父と同い年で当時55歳）が、
「トラ君、昨日、新卒の娘もボーナスを貰ってきたんや」
「娘さんは、日商岩井でしたね。たくさんあったでしょう？」
「それが、わしと同じやったんや。かろうじて端数だけ上やったけど、ホンマに情けなくなってきたわ」
「そりゃ、商社だからたくさんあるでしょう」
「暮れから、ヨーロッパ行くって言うのや。わしのボーナスは、ローンの返済と貯金やで」

バブルの恩恵を受けていた方たちが、当時からしっかり貯金をしていたら、今の老後も安泰でしょうね。

ところで･･･、

昨日、市の福祉センターへ行ったら、私の元職場にいた男性（50代前半）と出会いました。
簡単なあいさつのあと、
「今年はボーナスがちょっと上がるらしいね」と、私
「そうなんですよ。でも、ほとんど貯金だそうです」
「子どもさんも社会人になったし、夫婦で旅行とか行かないの？」
「どちらも親睦旅行があるので･･･。それに妻が老後のために貯金するって言うんですよ」
「年金だって、二人分あるんだから、お金は使わないと回ってこないよ（笑）」
彼の配偶者がしっかり者で、財布のヒモも固いようです。

「お正月過ぎにトラさんの家に、夫婦でお線香を上げにお邪魔したでしょ」
「ああ、あの時は、バタバタしていて何のお構いも出来ずにゴメンね」
「それは良いんですが、あの時トラさんが、『一人になって、年金の支給も一人分になったので大変だ』っておっしゃったでしょ？」

「そうそう、あの頃はそればかりが気になっていたからなぁ」
「あれから、年金なんてアテに成らないんだから、しっかり貯めないとって言うんですよ」
これまでは、子どもさんの学費などで、ほとんど貯金が無かったようです。

「えっ、貯金をするようになったのは、私のせいなの（笑）」
「ホントに、そうですよ。小遣いも増えませんでした（笑）」
この4月から、子どもが全員社会人になったので、小遣いもUPすると思っていたようです。

それにしても、二人分のボーナスが入るって、羨ましいことです。

でも、貯金することで、老後の心配が少しでもなくなれば良いことだと思うのですが、彼にすれば、
「余計な事を言って･･･」と思っているのかも知れないですね（笑）