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何故、介護に携わる人の給料があがらないのだろうか 

2017年11月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

介護職に関するトラブルが絶えまない。結局根本を探れば、仕事の過酷さに比べ給料が安いことにある。それもすごく安い。じゃあ、何故安いのか。この問題をズバリ答えることのできる人はなかなかいない。結構複雑なのだ。 安いのなら、給料を上げればいいじゃん誰もがそう思い、解決策は簡単だと思う。それがそうもいかないのだ。 その辺のところをホリエモン事、堀江さんがツイッターで書き炎上した。書き方はひどいが、本質は突いていた。 ホリエモンは「誰でもできる仕事だから、単価は残念ながらなかなか上がらない」とか「ロボットに変わって、多くの仕事はなくなるよ」とか呟いて炎上した。ひどい言葉だが、本質を言い過ぎたのだ。 介護士の給料が上がらないのは、端的にまとめると1介護報酬が一定のため2介護保険が赤字で財源がないため3奉仕の気持ちが先行してしまい、専門性が理解されてないため4介護・福祉がお金を儲けてはいけないとされているため5給料に見合わない仕事だと思われているから 3,4はまあ後付けの理由として、問題は1.2.5だ。特に1の介護報酬が一定のため。つまり賃金の上限を国が決めているため。じゃあ民間にすればいいじゃん、となるのだがそこで問題になるのが5。つまり給料を高くすれば、雇用は増えるが増えすぎること。ここでホリエモンさんの意見「誰でもできる仕事だから、単価は残念ながらなかなか上がらない」の発言が生きてくる。 介護は大変だ。しかしある種の専門性を除けば、健康で体力があれば誰でも就職しやすい業種ではある。勿論心理学の分野等専門的なスキルは必要だが、それも働くものすべてが必要だとするには無理がある。資格制度には死角が必ずあり、民間はその死角をを突いて利益を上げようとする。 給料を上げれば求人希望は増えてくる。介護に適当と思われる値段以上まで上がれば、やがて需要よりも供給の方が上まり結局自由競争の原則である一定値で止まるが、その値段が今の国が定めている最低賃金を上回る可能性は極めて少ない。 給料を上げることが難しい業種なのだ。 汚く辛い、仕事は人は嫌がる。求人が少なくなるから給料は上がると単純に思えるが、自由競争はそう単純じゃない。汚く、辛い仕事を敢えてやる金額は超高額になる。誰もができたら辛く汚い仕事はしたくない。やるなら法外な報酬が欲しいと希望する。そんな金額を払えば企業は成り立たない。高額で成り立たないなら低額にして、どうしても来ざるを得ない人を集めるしかない。 弱者はこうして低賃金のところで働かされる。働かざるを得ないのだ。それが資本主義だからしかたがない。資本主義と社会主義の合わさったシステムの構築が必要になってくるのだが、そのシステム構築がまだどの国も完全ではない。 最適な制度設定こそが確実な対策案だと誰もが思うが、最適な制度が作れない。 難しい問題です   にほんブログ村

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