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外圧万歳 

2017年10月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


つい二十年ほど前までは、日本で走るクルマは時速100キロを超すと「キンコン♪キンコン♪」と鳴る速度警告音が鳴っていました。この音、いつのまにか廃止されてしまいました。何故だかご存知ですか。 実はこれ、主にアメリカからの圧力によってです。規制を発案したのは日本の官僚。それをやめさえたのは外圧。さすがの官僚も外圧には勝てなかった。 もっともあの音、耳障りで正直鳴らないように裏技で止めてましたから、よかったと思っていますが。 1980年代、日本の貿易黒字が急拡大し、中でもアメリカに対する黒字が巨額に膨れ上がり、大きな日米問題になりました。アメリカは閉鎖的な日本市場に対する非難を強め、いろいろな問題点を追及してきました。その中のひとつが、速度警告音でした。当時、日本国内の保安基準では、普通乗用車が約時速100キロ(実際には時速105キロ)、軽自動車では約時速80キロ(実際には時速85キロ)を超えると、チャイムやブザー等の効果音を鳴らさなければならず、鳴らないと車検もパスできませんでした。変な規制です。しかしこんなものは、言うまでもなく日本だけの規制で、輸入車はこれを装着するためコストが上昇してしまいます。そこで1986年、ついに保安基準からこの項目が廃止されたのです。 その時取ってつけた理由が、「眠気をもよおさせる」だそうです。さすがに、外圧に負けたとは言えませんものね。しかし、スピード違反をしているのですから、警告音を聞き続けることで眠くなることに配慮するというのは実におかしな話です。泥棒が木に登って侵入しようとしてるのを、危ないから梯子を貸してあげる理論です。言い訳にもなっていません。 そうそう国産車にドアミラーが認可され、フェンダーミラー規制がなくなりました。これも外圧でした。 日本の法規制をどうにかしたかったら、外圧。これを利用すると、いいんですよね。    にほんブログ村

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