メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

吾喰楽家の食卓

再々検査 

2017年10月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

昨日は、地元の総合病院で、腹部超音波の再検査を受けた。
八月の日帰り人間ドックで、胆嚢に粘膜柱があると指摘され、再検査を勧められていた。
ここ十数年、毎年、日帰り人間ドックを受けている。
記憶にある限り、検査技師は若い女性だった。
朝晩、寒くなって来たが、入浴は、相変わらずシャワーだけで済ませていた。
検査の予約が午前十一時ということもあり、浴槽に湯を張り、入念に洗った。
首を洗って、検査に臨む心境だった。
加齢臭は強くはないと思っているが、若い女性に嫌な思いをさせてはいけないという、配慮もあった。

支度が早く済み、家で待つのも、病院で待つのも同じだと考え、早目に家を出た。
病院の生理機能検査室に着いたのは、予約の一時間前だった。
受付で、「早く来すぎましたが、待っています」と伝えたが、直ぐに呼ばれた。
予想に反して、検査技師は、男性である。
別に女性を期待していた訳ではないが、初めての経験だ。
検査には、時間が掛かった。
健康診断より入念なのは当然と思ったが、それにしても長すぎる。
検査の終わり際に、また同じ個所を見ていたので、嫌な予感がした。

検査結果の説明を受けに、内科外来へ行った。
待合室は混んでいたので、待たされるのを覚悟したが、思いのほか早く順番が来た。
主治医は、パソコンのモニターを覗き込んでいた。
ほどなく、顔を上げ、質問が始まった。

「超音波検査を受けたのは、今回が初めてかい?」
「いや、十年以上、毎年、続けて受けています」
「何処で?」
「○○病院です。組合健保の指定病院です。退職後も替えていません」
「それにしては、大きいな」
「何か、ありましたか?」
「ポリープだよ」
「大きいですか?」
「初めて見付かったものとしては、大きい。二ヶ月後に、CTをやろう」
「昨年、泌尿器科で造影剤を使ったら、具合が悪くなりました」
「それだと、CTは駄目だ。もう一度、超音波にしよう。もし、ポリープが大きくなっていたら、外科を紹介する。内視鏡手術で取ることになる」
「内視鏡で取れる大きさなのですか?」
「取れるよ。ポリープだけでなく、胆嚢を全部取る」
「全部取って、大丈夫なんですか?」
「若いと問題があるけど、今の歳なら大丈夫だ」

この後、CTと超音波検査の違いや、ポリープが悪性か、良性かの判断方法などについて、説明してくれた。
胃の場合だと簡単に組織培養ができるが、胆嚢は難しいらしい。
ポリープの成長速度で判断し、速いようだと、摘出することになるそうだ。
こうなったら、主治医の判断に委ねるしかない。

ショックが無いと云ったら嘘になるが、自分でも驚くほど、冷静に受け止められた。
困ることが、一つある。
造影剤で具合が悪くなった経験があると、CT検査ができない。
将来、心臓の病気になると、CT検査が必要になるらしいが、それができないらしい。
しかし、罹ってもいない病気のことを、今から心配しても、しょうがない。
そう思った途端、腹が鳴った。
検査当日の朝餉は、止められていたのである。
一週間前と同じ、セルフサービスの食堂で、遅いブランチを食べて帰ることにした。

鶏とジャガイモの照焼、さんま南蛮漬け、フレッシュサラダ、豚汁を選んだ。
いつもより、おかずのボリュームがある上に、味噌汁を豚汁に替えてある。
前回、味噌汁が今一だったので、豚汁を試してみたのだが、中々、美味しい。
再々検査が決まった直後なのに、この食欲だから、皆さん、心配ご無用。

   ******

写真
10月17日(火)の昼餉



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

NOVAさんへ

吾喰楽さん

初めまして。

コメント、有り難う御座います。

食べること、飲むこと(酒)、笑うこと(落語)が、大好きです。

胆嚢を全摘出するのは、ポリープの大きさで判断すると、説明を受けました。
摘出してから、良性か悪性かが、確定するらしいです。
何れにせよ、内視鏡手術で済むようなので、良かったです。

2017/10/18 07:40:03

お大事に

さん

ああ…ご心配ですね。
どうぞ良性のポリープで問題なく治療ができますように。
「食べられる」というのはとてもいいことです。
「おいしい」というは時としてネガティブなことを吹き消してくれますね。

2017/10/18 07:23:03

PR

上部へ