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吾喰楽家の食卓

富山の“うまいもん” 

2017年10月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

昨日は、朝から雨が降り続いたが、夜になって、ようやく止んだ。
午前中、近所のスーパーへ買物に行っただけで、それ以外は家の中で過ごした。
去年は、いつ頃だったか覚えていないが、昨日、炬燵を出した。
小さな電気炬燵だから、大した手間ではない。
だから、のんびりと一日を過ごすことができた。
時間に余裕があると、食事の支度に時間を掛けることになる。

昼餉は、いつもの麺類ではなく、御飯を食べることにした。
本シメジの炊き込み御飯が、一食分、冷凍庫に残っていた。
御飯だと、どうしても汁物が欲しくなる。
残り物のマダラを使って、鱈汁を作った。
鱈汁は、富山の“うまいもん”の一つである。
本来は、スケトウダラを使うが、わざわざ買いに行くまでもない。

鱈汁は、魚津へ単身赴任していたとき、地元の方に教えて貰った作り方である。
味噌汁は、味噌を溶かし、ひと煮立ちさせたら、直ぐに火を止めるのが一般的だと思う。
ところが、鱈汁に限っては、味噌を溶かして煮立っているところへ、ぶつ切りの鱈を入れるのだ。
味噌の香は飛ぶが、魚の生臭さが出ないので、美味しく仕上がる。
器に盛ってから、細葱を散らした。
鱈が一日古いにもかかわらず、前日の鱈ちりよりも鱈に特有の癖が無く、良いダシが出ていた。

夕餉の主菜は、これも富山の“うまいもん”の一つである、鰤を選んだ。
と云っても、今の時期だから、寒鰤ではなく、北海道産の天然物である。
富山の塩鰤をイメージして、焼く三時間前に、少し強めに塩を振っておいた。
今回、カマにしたので、火が入り難いから、火加減に注意し、じっくりと焼いた。
勿論、塩鰤とは似て非なるものではあるが、富山の味を思い出すのには充分の味だった。
醤油が必要ない、塩辛くもない、いい塩梅だ。

図らずも、富山の“うまいもん”をイメージした献立が続いた。
でも、冬の富山の“うまいもん”の王様は、カニかも知れない。
北陸のカニといえばズワイガニだが、地域ごとに名前を替えたブランドガニがある。
エチゼンガニ、マツバガニ、タイザガニなどだ。
こんなことを書いていたら、無性に富山へ行きたくなった。
昨夜、魚津の夢を見た。

   *****

写真
10月16日(月)の昼餉と夕餉



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