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吾喰楽家の食卓

臨機応変 

2017年10月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

外出する前、昼餉は何処で何を食べようか、夕餉は如何しようかなど、考えるのは楽しい。
旅行の計画を立てるのが楽しいのと、似ているかも知れない。
勿論、私が食いしん坊だからということも、関係している。
昨日、あぜくら会の集いで国立劇場へ行ったのだが、今回は、中々、決まらなかった
決まらないまま当日を迎え、朝餉を食べているとき、ようやく、考えがまとまった。

午前中、西荻窪の囲碁サロンへ行く用事があった。
パトさんに借りた本を返すだけなので、長居したとしても三十分もあれば十分だ。
用事を済ませたら、阿佐ヶ谷で途中下車し、久しぶりにビール付きの蕎麦を食べることにした。
午前十時半頃までに西荻窪へ着けば、国立劇場へは、予定の午後一時に楽勝で着けるはずだ。
雨の中、予定通り、囲碁サロンへ着いた。

借りた本の感想を話したら、来週、本の著者に会うので、伝えて下さるとのことだ。
それだけなら、三十分で用事は済んだのだが。
先日、奥様と旅行した際の、土産の清酒が出て来たから堪らない。
一杯だけと、云ってはみたものの、それで済むはずがない。
結局、三杯ご馳走になり、一時間遅れで、お暇した。

阿佐ヶ谷に途中下車するのは無理と諦めたが、西荻窪駅構内にある蕎麦屋が目に入った。
立ち食い蕎麦なら、大して時間は掛からない。
空腹を満たすためで、味は期待していなかったが、とんでもない。
細めの蕎麦だが、かけ蕎麦にもかかわらず、コシがある。
ちくわの天ぷらは、大きさといい、揚げ具合といい、実にいい。
良い店を見付けた。

予定通り、午後一時に国立劇場の伝統芸能情報館に着いた。
すでに、受付の脇で整理券を配っていた。
開場まで三十分もあるのに、受け取った整理券は十五番である。
それでも、最前列の下手側に座ることができた。

今回の講演、『二代 立花家橘之助 襲名スペシャル』について、簡単に記す。
十一月から、『三遊亭小円歌改メ立花家橘之助襲名披露興行』が始まる。
国立演芸場では、十二月中席が襲名披露である。
案内役の吉原朝馬(落語家)と三遊亭小円歌(講師)の対談が、四十分ほどあった。
小円歌の師匠である円歌とのエピソードや、橘之助襲名の経緯など、興味深い内容だった。
続いて、初代橘之助をモデルにした、芸術座公演『たぬき』(主演 山田五十鈴)の録画を、十分ほど観た。
そして、お目当ての小円歌の三味線漫談を、二十分。
通常、国立演芸場では、色物の持ち時間は十五分だから、「たっぷり」と云ってよい。
最後は、小円歌への質問コーナーが、二十分。
あっという間の一時間半だった。

帰りは、国立劇場の近くで、中華料理でビールの予定だった。
ところが、大した理由もなく、家で食べることにした。
全くの気まぐれである。
結局、昼餉も、夕餉も、予定通りではなかった。
良く云えば、臨機応変ということなのだろうが。

   *****

写真
10月15日(日)撮影 土産の清酒・昼餉(ちくわ蕎麦)



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