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小春日和♪ときどき信州

本・宮本輝 「五千回の生死」 

2017年09月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し





 内容(「BOOK」データベースより)
「一日に五千回ぐらい、死にとうなったり、生きとうなったりする」男との束の間の奇妙な友情(表題作)。トマトを欲しながら死んでいった労務者から預った、一通の手紙の行末(「トマトの話」)。癌と知りながら、毎夜寝る前に眉墨を塗る母親の矜持(「眉墨」)。他に「力」「紫頭巾」「バケツの底」等々、日々の現実の背後から、記憶の深みから、生命の糸を紡ぎだす、名手宮本輝の犀利な「九つの物語」。

トマトの話 
眉墨 
力 
五千回の生死 
アルコール兄弟 
復讐 
バケツの底 
紫頭巾 
昆明・円通寺街 


               

 読書備忘録 

トマトの話
一番思い出に残っているアルバイトの話をしろとせっついたから、交通整理員をしていた時のトマトの話を・・・
トマトを欲しがって死んでいった人から、出しておいてと預かっていた手紙をなくした。
川村セツとは?買ってきてあげたあんなに欲しがっていたトマトはなぜ食べなかったのだろう?
迫りくるものがあった。

眉墨
昼間は平気なのに夜は眉を描いて寝る母親
軽井沢の病院でガンとわかった。そんな軽井沢で借りていた別荘の裏にはおばあさんが一人で住んでいた。
家族がやってきても別荘には泊まらず万平ホテルに泊まるんだって!
お母さんもお気の毒だったけれど、別荘の老婦人も一人で庭から花火を見ている姿を見て、ってみてないけれど、寂しい・・・。
 
力 
元気のない人間をみつけてはますます生命力を失わせる方法をそっと耳打ちする?そんなとき七歳の自分を・・・
近所のではなくてバスに乗って通っていた小学校・・・ここちょっと怖くありません?

五千回の生死
帰り道、お金がなくて堺市から福島区の家まで歩いていたら、なにやら後ろから自転車が・・・
自転車の後ろに乗れとしつこく誘うから乗ったところ、死にたくなったり、生きてみようと思ったり・・・
帰り道がやたら濃厚!怖い怖い!
 
アルコール兄弟
労働組合ね・・・まさしくOL時代のこと。
組合強かったけれど、あれよあれよと腑抜けになり御用組合になっていったのを目の当たりにしていたから、ふむふむと読んだ。

復讐
先生に復讐。退学になりやくざに・・・残った者も地獄
そんなことされていたとは・・・

バケツの底
学歴コンプレックス!
うわ大変!なのだけれど、なんかほんわか。
バケツの底を使ったって事
 
紫頭巾
紫頭巾を埋めたところへ行って掘ったらあった。
この時代じゃないとわからない。


思い出話・・・

大阪のことはよく知らないけれど 濃厚・・・

酒井順子さんのエッセイに「心斎橋筋を北から南へと歩いていくと、心なしか、人々の顔つきが次第に濃厚になっていくような気がするのです」と書いてあったのを思い出した。

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