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善意の解釈 

2017年09月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

中々考えさせられる記事があった。その記事がこれ・・・カナダで万引き犯に対し、とある警察官が起こした行動に驚きや称賛の声が上がっています。ニラン・ジェイエナサンさんは、カナダのトロント警察署に勤めています。店から「万引き犯を捕まえた」という通報を受けて駆け付けると、そこにいたのは18歳の若者でした。彼の盗んだ商品は、ワイシャツとネクタイと靴下です。ニランさんはこれらの商品を見て、「今まで見てきた万引き犯と少し違う」と感じたそうです。この後、万引きの理由を聞いたニランさんは彼を逮捕しませんでした。ニランさんがなぜ万引きしたのかを聞くと、青年はその理由を話し始めました。彼曰く、「就職の面接に着ていく服がなかった」との事です。他にも父親が病気を患ってしまい、働けなくなって生活が苦しいことを告白したのです。自身が犯した過ちを認め、後悔している彼の姿を見てニランさんはこう思います。「万引きはどんな事情があろうともすべきことではない。しかし逮捕することで、若者は本当に正されるだろうか?もっと別の形があるのではないのか?」ニランさんは同僚と相談したうえで、青年が万引きした店へ戻りました。ニランさんは青年が盗った服をその場で全て購入し、なんと彼にそのまま手渡したのです。心優しい警察官ニランさんの行動については警察署内でも議論はされたそうですが、全員が彼の行いを支持したそうです。「私たちの仕事は人々を助けることです。人々の言葉に耳を傾け、よりよい形で青年を導こうとした彼を私たちは誇りに思います」後で青年は面接にニランさんにもらった服で臨み、無事採用されたそうです。ニランさんはその話を聞き、「嬉しいね」と顔をほころばせました。心の優しい警察官がしてくれた行動を、青年が忘れることはきっとないでしょう。どうでしょうか。つっこみどころ満載ですよね。日本で行えば間違いなくこの警官は処罰されます。疑いなく100%。組織がというか、法が警察官の行動を許さないからです。警察官の行為は間違いなく(司法)の領域を犯しています。まあ、その話は置いておくにしろ、微妙ですよね。目の前の犯罪を処罰するか、将来に賭けるか。今回は警察官の(目とカン)が良い方に出ましたがいつもいつも、そうなるとは限りません。そもそもこの青年の短絡的な行動こそ、問題だと考える人も多いでしょう。面接試験で正直に現状を話せば、わかってくれる会社があるやもしれません。いきなり、万引きという発想は、極限に追い込まれれば、この青年はまた、犯罪行為を犯す可能性があります。犯罪は、一線を越えるか超えないかが、心理的境界線で超えてしまえば、その道徳価値を是正するのは非常に難しいと言われています。犯罪予防は、一線を越えさせる前に止めさせる、心理的予防が一番効果的だとされています。青年は犯罪を起こしてしまいました。万引きと言う犯罪を(たかが万引き)と捉える心理的甘さが、実は問題なのです。青年は本来、感謝するだけでなく、万引きをしてしまった(償い)をする必要があるのです。それは何も罰金を払う、懲役刑を受けるとか、そんなことだけでなく、社会的貢献等、をして、とにかく犯した罪の(洗礼)をする必要があるのです。行為に対しての結果は(心)には不可欠です。個人の中でくすぶる(罪の贖罪)を無くしてあげる事もまた、大切なカウンセリングになるのですが。難しいですよね。善意の解釈は。  にほんブログ村

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