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たかが一人、されど一人
読後感「知ってはいけない 隠された日本支配の構造 」矢部宏治 著
2017年08月20日
テーマ:テーマ無し
北朝鮮が妙にハッスルしてアメリカを挑発する昨今、アメリカと強固な同盟関係にある我が日本の立ち位置を思うと、不安を感じない国民はいないだろう。いろんな考えはあると思うが、政治的にはもう少しアメリカとの間に距離を取ってほしいと思うのが正直なところである。しかしそれが無理な願いであることが本書を読むことによってよく分かった。前回矢部宏治氏の著書【日本はなぜ、「戦争のできる国」になったのか】の読後感をアップしたのは昨年6月17日で、その時も「今回本書を一読することにより、正に<目から鱗>の思いである。」と書いている。今回も全く同じ感想を持った。著者は20歳も年下ながら慶応文学部から広告代理店を経て出版プロデューサーになって成功した人物なので、才能の豊かさへの敬意と共に親しみを感じているのも事実。どの著作でも同じだが、エビデンス(証拠文献)への深い追及に基き乍らも、内容が整理されて分かり易い文章で綴られているので、ボケ老人の頭でも理解できることがありがたい。現在、沖縄の基地問題や全国各地に展開し始めたオスプレーの傍若無人の振る舞いを見ていると、アメリカ軍て奴はとんでもなく無神経で粗野な人種の集合体のように思ってしまう。しかし本当は大分違うらしい。全世界に軍を展開させているだけあって、国際法の順守に関しては相当神経を使っているようだ。では何故我が国において、彼らが人も無げ、恰も自国にいるように振舞うことができるのか。その謎が恰も算数の答えが見つかったかのように、明快に解き明かされている。一見横暴に見える米軍の振る舞いは、1950年代の初めから日米2国間の条約等の約束で全てが認められていることなのだ。先日もどこかのテレビで元外務官僚の宮家邦彦氏が、「日米地位協定を見直した方がいいのでは・・・」と口を滑らした新任の大臣を「毎月2回開催される日米委員会を通じ、絶えず運用を見直しているのです。もっと勉強してもらいたいですね。」とドヤ顔で発言していた。これを聞いた時も釈然としなかったが、今回は「勉強しろ」をそっくりお返しすることができる。日米安保条約は1951年サンフランシスコ条約調印時に、同市内の別の場所で吉田茂総理大臣が一人で署名して以来、1960年岸信介総理の時改正されて新日米安保条約と称せられ、以降は10年毎に自動的に更新されている。当初から日本は、アメリカ軍は太平洋戦争の勝者として進駐してきた連合軍の権利をそっくり継承することに同意し、その根本は未だにまったく変更されていない現実がある。表面的にはサンフランシスコ条約で独立主権国家になったように見えるが、裏契約(いわゆる密約)で占領状態(戦争の延長)が解かれていないのだ。密約と言っても、知っている当事者はいるわけで、60年以上たった現在でもその密約は外務省では当然引き継がれているから、政権の幹部は知らぬ筈はない。その中には一度政権を取った旧民社党等も入るだろう。アメリカでは秘密文書も一定の年月が来れば全てオープンになる。ブッシュ政権で国務長官を務めたコンドリーザライス氏は、軍が日本を統治するなんてことはあってはならないと随分怒ったらしいが、結局軍を引き下がらすことが出来なかったようだ。今まで漠然と属国だと思っていたが、吉田茂氏とか岸信介氏が正式に認めていたんじゃどうしようもない。彼らを今更国賊と罵っても何も生まれない。願わくば現代の政治家の努力を期待するしかないだろう。下々の我々は「知ってはいけないこと」かもしれぬが、ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
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