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吾喰楽家の食卓

待ってました! 

2017年08月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

私は、外出するのに、冠婚葬祭は別として、ジーンズ姿で通している。
ブルーのジーンズは、上半身に着る物との色合わせが楽だ。
似合うか否かはともかく、どんな色とでも合う。
昨日の銀座風流寄席に、白地に赤いミノ姿のフラダンス嬢とヤシの木を散りばめた、小紋柄の七分袖シャツを選んだ。
少し厚手の木綿なので、少々汗を掻いても大丈夫である。

このシャツを、初めて風流寄席に着て来たとき、若女将に「可愛いですね」と、褒められた。
お世辞とはいえ、悪い気はしない。
そして、二度目になる昨夜の宴席で、女優の紅(こう)さんから声を掛けられた。
「可愛いわね」
「私が、ですか?」
「違うわよ。そのシャツ」
「有り難う御座います。フラダンスです」
「ハワイ柄ね」
実は、義姉からも、「可愛い」と、云われている。
御婦人は、洋服を可愛いと表現するのが、お好きなようだ。

私のマクラが長くなった。
今回、鳳楽師匠は、『へっつい幽霊』を、四十五分にもわたり熱演した。
今までに聴いた、この噺の中で一番長い。
もしかしたら、オリジナルの噺かも知れない。
四十五分もの長い噺は、一般の寄席では、中々、聴くことが出来ない。

落語の後の宴席は、酒は勿論のこと、料理も美味しかったが、中でも、軽く〆た新子(コノシロの幼魚)の刺身や、冬瓜の煮物が印象に残った。
宴たけなわのとき、鳳楽師匠がビールのグラスを片手に、我々のテーブルに来た。
皆さん、話に夢中で、師匠に気が付かない。
思わず、私は、「待ってました!」と、声を掛けた。
今度は、師匠を中心に、話が盛り上がった。

   *****

写真
8月19日(土)の宴席(新子と勘八の刺身・冬瓜の煮物)



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とみちゃんくんさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

多分、聴いてみると、思い出すのではないでしょうか。
お暇なとき、YouTubeで、試してみては如何ですか。

私は、子供の頃に聴いた噺でも、覚えていることが多いです。
17日に観た、米助師匠の『ラーメン屋』が、そうでした。

2017/08/20 17:24:56

へっつい幽霊

さん

タイトルだけ覚えているんですよ。
おそらく、一度見ていますね。
本当に忘れた演目が多いです。
逆に小噺の中身は覚えていても
タイトル忘れたものも多い昨今です。

2017/08/20 17:12:38

つゆさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

若い頃から、チノパン(コットンパンツ)派でした。
ジーンズを履くようになったのは、一人暮らしを
始めてからのことです。
似合うか分かりませんが、愛用し始めたら、止められなくなりました。
楽なこと、この上なしです。

2017/08/20 15:48:28

シシーマニアさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

いえいえ、物怖じしますよ。

酔った勢いでしょうか。
皆さんを鳳楽さんに注目させようと、思わず声が出てしまいました。

10月は、国立演芸場で独演会をやります。

2017/08/20 15:45:43

ジーンズが

さん

そのお年で履けるとは!
カッコいいです。
待ってました、も、
フラダンスシャツの勢いかも。

2017/08/20 15:29:59

場が読めるのでしょうね

シシーマニアさん

吾喰楽さんは、物怖じされないですね。

「待ってました!」も、適所で中々出てきませんが、
「ひょっとして、外れないのですか」(ちょっと、詳細は怪しいですが・・)は、まさに秀逸ですよね。

鳳樂師匠も、きっと嬉しかったでしょうね。

2017/08/20 15:17:33

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