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ラストエンペラー 

2017年07月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は
『ラストエンペラー/The Last Emperor』。
BSプレミアムで2017年7月27日(木)13:00〜放送。

映画ファン必見のお勧めの映画です。
清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の波乱に満ちた生涯を、
イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が
壮大なスケールで描く歴史大作。

清朝の皇帝から「満州国」の皇帝へ。
歴史に弄ばれて「一市民」になった男の生涯。


1908年の北京。
幼い愛心覚羅溥儀(2歳)は、乳母の
アーモ(イエード・ゴー)と共に紫禁城へ連れて来られる。

そこには死期がせまっている西太后(リサ・ルー)がいた。
”幼い溥儀よ、私は決めました。
あなたを一万年王朝の新しい君主にします。
あなたはこの国の天子になるのです”と新皇帝にされる。

溥儀はイギリス人家庭教師の
レジナルド・ジョンストン(ピーター・オトゥール)から、
西欧流の教育を受け、婉容(ジョアン・チェン)を
皇后に迎えて、16年間を紫禁城で暮らす。

そして、1932年(昭和7年)、
中国の東三省(現在の遼寧省、吉林省、黒竜江省)を
統治を謀る関東軍や甘粕元憲兵大尉(坂本龍一)らによって、
共和国の成立により、廃帝となり天津の租界にいた
溥儀(28歳)を担ぎ出し、
”天皇と皇帝はともに並び、満州国の独立を確認したのだ
満州国は決して植民地ではない”と満州国の皇帝とする。

しかし、太平洋戦争での日本の敗北とともに
ソ連に捕らわれて、中国の収容所へ送られる。

ストーリーもさることながら、見所は
明・清王朝支配のシンボルである紫禁城。
中国への観光では、必ず訪れる名所旧跡ですね。
皆さんも、行かれた人は多いでしょう。

当時、一般人の出入りが禁止され、撮影班などが
入ったことが無かったのを、監督は2年間の粘り強い交渉で
中国政府の全面協力を得ての撮影。

その名場面が、ポスターにもあるような、
広場で多くの臣下とたった一人で幼帝が
向き合うシーンなどは感動ものですね。

撮影監督が「地獄の黙示録」を担当した
”映像の魔術師”と言われたヴィットリア・ストラーロ。
彼の美しい映像に、坂本龍一の流麗な音楽との
コラボレーションは見事です。

光と影の美しくも哀しい”The Last Emperor”と
言われた一人の男の歴史ドラマ。

出口のない世界に閉じ込められ、絶望的に叫び続ける
”Open the Gate!"の声が耳に残ります。

1987年度(昭和62年)のアカデミー賞では
ノミネートされた9部門
(作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、
衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞)全てで受賞。



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愛新覚羅溥儀の一生

yinanさん

とみちゃんくんさん、今晩は〜!

1906年生まれの彼は、映画のタイトルそのままに、
中国最後の皇帝となりました。
これだけでも、歴史に名が残るところですが、
中国政府は都合のいいように歴史を書き換えるので
中国の彼に対する評価はどうなんでしょうね。

日本にも2度訪れていますが、ソ連軍に逮捕され
中国共産党の戦犯収容所で9年間務めあげ、
釈放後は、北京の植物園などに勤務して、
1964年(昭和39年)、58歳の時に回想録
「わが半生」を書き、61歳で死去しています。

天国と地獄を味わった彼の人生は、
私としては、精一杯生き抜いたので
満足だったのではと思っています。

2017/07/27 19:46:33

紫禁城

さん

行きました〜らすとえんぺらーのホロッとしたシーンを真っ先に思い出したものです。
溥儀は歴史に翻弄されましたね。
あの人は人生にどんな意味、意義を感じたのでしょうか?

2017/07/27 12:41:58

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