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雑感日記
一昨日の雑談
2011年03月26日
テーマ:テーマ無し
★一昨日は、ずっと神戸にいました。
灘の福寿の酒心館 で昼間から上手い生酒を飲んでの雑談でした。
何ヶ月かに1回の会合です。
一昨日は、先日は元気に『カワサキの想い出、そして未来』にも出席して頂いてご挨拶も頂いた高橋鉄郎さんがちょっと具合が悪くて欠席だったのですが、
こんなメンバーが集まって、3時過ぎまで、尽きぬ雑談でした。
左から、桑畑さん、田崎さん、北村さん、野田さん。
いずれも、カワサキの二輪事業の創成期を支えたメンバーです。
私を含めて、明石では、企画、開発、生産、品証、営業、部品、を担当の経験がありますし、
明石を離れた世界の市場では、国内、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなどを実際に担当しましたし、
時期的には昭和35年、まだ二輪をやるかやらぬかの時代から、田崎さんなどはごく最近に至るまで、カワサキの二輪の歴史を背負ってきました。
いろんな時期、いい時期、わるい時期のことも、本当によく解ったメンバーであることは間違いありません。
特に、全員が企画部門の経験があって、その時期、時期のトップや本社の裏話なども解っていて、雑談しているだけでも楽しい想いでいっぱいでした。
★そんな連中が、集まると専ら、昔話になるのですが、
実は今、私の手元には、今年の2月にアメリカの市場を桑畑さん、田崎さんなどと一緒に開拓したアメリカ人マセックの手記があります。当時の日本人とともにアメリカ人の名前が沢山出てきます。
私自身がずっと思っているのは、カワサキで末端の販売をやってくれたのは、メーカー出身の人ではなくて、
国内ではメイハツ、メグロの人たち、アメリカではアメリカ人、イギリスではイギリス人であったことが、もっと端的に言えばメーカーの人が直接販売をやらなかったから、三菱やト―ハツや富士重が止めてしまったのに、「カワサキだけ」が残れた理由だと思っています。
今まで、カワサキのこの時期の話は、開発やアメリカを中心に本などに書かれたり、雑誌の記事になったりしていますが、より広い範囲でのカワサキの二輪の歴史を、ちゃんと纏める必要があるなと思ったりもします。
つい先日も、カワサキバイクマガジンの昭和35年から数年間の二輪の歴史について取材を受けたのですが、確かに担当はしていましたが、私なども若い時期でほんの小さな範囲を担当していただけで、なかなかちゃんとした実態はわからないものです。
ただ、取材を受けて、それが記事になったり、本になったりすると、それが独り歩きして、それが全てだと思われてしまうようなところがあります。
昭和35年と言えば、このメンバーでも二輪に関係したのは、桑畑さんと私だけですし、みんなが本格的に二輪事業に参加してきたのは、昭和37、38年以降なのです。
そんなことで、先日の取材には、それ以前に近畿メイハツ二いた平井さんに手伝って貰ったりしたのでした。
一昨日の雑談も、35,6年の生産部門の話など、私も初めて聞くようなことが多かったのですが、そのころのことは兎も角、38年ごろからのアメリカ市場開発などからの歴史は、より客観的な事実を積み上げたものにしないといけないな。
と言うのが、みんなのご意見だったのですが、なかなかそんなことには今なっていません。
業界雑誌もカワサキのことを書いておけば、『本が売れる』とその視点で取材をするものですから、少し誇張された歴史になってしまうのだと思います。
先日、私自身が受けた取材の原稿は見せてもらいましたが、なかなか難しいところです。 いろいろ言いだすと、自分が記事を書かなければ納得できないことになってしまいます。
★このあたりが、雑誌の記事や、本と歴史の纏めの相違点だと思いますし、『社史』として年表は結構ちゃんと出来ていますが、その中身についてもどうにかならんかなと言うようなことで、延々の雑談でした。
こんな、話をしていると、初めて聞く話もいっぱい出てきますし、こんあ雑談でもないと座談会などでは、こんな本音の話にはならないのかも知れません。
昔話は、何となく誇張されて、オモシロく語られるものですが、独りではなくこれくらいの人数で話を回せば意外にいいところで落ち着くものだなと思いました。
★夜は、『カワサキの想い出、そして未来』の打ち上げ会で、主催者の平井さんに中華料理をごちそうになった。
ここでもいろんな雑談に花が咲いたが、先日の催しで司会役を務めてくれた、はっぴいえんどの森田さんとねこさんが、二人とも、1973年のマキノのジャンボリーに来たと言うことである。
これにはびっくりした、。
もう40年近くも前の話だが、これもまた当時では話題の大きなイベントで、他の地区では200人ぐらいのものであったのだが、その10倍の2000人を集めて、大々的に行ったイベントだった。
それを企画した『八太夫さん』も、当時神戸の平井さんも一緒に参加したイベントだった。ィいろいろとご縁は繋がっているものである。
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