時期尚早

児童虐待過去最多という最悪な統計データにみる日本 

2017年06月14日 外部ブログ記事
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児童虐待過去最多
たまたま見かけたこんなニュース。「え?子供の数は減っているのに?」こんな単純な疑問からデータを確認してみた。
www.mhlw.go.jp
リンク先のPDFファイル↓
平成27年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数(速報値)(PDF)
近年は、件数の増加に拍車がかかっている
平成27年度に初めて10万件を突破している。何がすごいって、データが確認できる平成2年から件数が一度も減少していないことだ。これが会社の業績等々、前向きなデータなら喜ばしいことだが、虐待の件数だ。また、近年は前年度比110%を超える推移で件数が増加している。もちろん、児童相談所の取り組み等の効果もあるとは思う。
「児童虐待 最多」というワードで検索してみると、神戸市や群馬県等々、各地域で児童虐待が過去最多を記録していることがわかる。また、厚生労働省のデータでも都道府県別の増減を確認することができる。
虐待内容の内訳は「心理的虐待」が一番多い
平成24年度に「身体的虐待」を抜いて、一番多くなった「心理的虐待」。直近の平成27年度は、47%とおよそ半数が「心理的虐待」による相談となっている。「心理的虐待」の場合、「身体的虐待」と異なり、虐待されているかどうかが分かりにくい為、非常に発見も難しくなりそうな気もするが、近年の相談では圧倒的に多いとのことだ。
相談経路は「警察」からが最多
児童相談所への相談経路は平成24年度から「警察」が最多となっている。平成27年度は37%とかなり高い割合で「警察」からの相談となっている。共に平成24年度からの最多ということで、前述の虐待内容と相談経路は何かしら関連がありそうだ。「子供が非行」「警察に補導」「児相に通報」という流れにでもなっているのだろうか。興味深いのは、「近隣知人」が比較的高い割合で推移していること、そして「家族」と「学校」が年々減少傾向であること。本来、子供達にとって味方でいてほしいはずの「家族」と「学校」が助けてくれないのでしょうか。
家族に正解はない
家族というのは、これという正解がない以上、結局手探りで家族の形を築いていくしかないのだと思います。だからこそ、時に親であれ過ちを犯す。しかし、彼らはその過ちに気付かない、若しくは過ちだと認めない。自分が子供より絶対に正しいという過信や、子供は自身の所有物であるから、自分が何をしても良いという考え等々、子を育てる上で見直さなければいけない部分があるかと思います。親といえど一人の人間で、必ず誤りはあり、誰もが一人の人間で、誰かの所有物ではないのです。近年はSNS等、子供の画像を挙げる人が増えています。傍から見ると、子供をアクセサリーか何かと勘違いしているのではないかと思ってしまいます。親になる以上、子供に愛情を注ぐのは当然のことで、子供の為に何かをすることは良いと思います。しかし、一緒に写真を撮ってアップするというのは子供にとって何のメリットがあるのでしょうか。子供が良い年齢になった時、その画像等が発見されて、マザコンだなんだ言われてからかわれてしまうのは子供の方なのです。また予期せぬ人間にターゲットにされる可能性すらあります。最悪、子供自身から遡って肖像権の侵害で訴えられる可能性すらあります。
数字の見方
数字だけ見たら、子供が減っているのに虐待が増えているなんて、親の質が下がっているから虐待が増えているのではと疑いたくなります。ただ、今と昔では環境も異なります。相談のしやすさであったり、児童相談所自体が虐待から子供を救うというような取り組みも行なっていることでしょう。また虐待の基準も下がっているのではないでしょうか。昔であれば、教師の体罰等は日常だったというような時代。このような時代に虐待報告があがってくるとも思えません。前向きな見方をすれば、これだけの子供たちが虐待から救われたのだと捉えることができます。一通りデータを確認しましたが、親は子に対してどうあるべきかということを今一度考える良い資料になるかと思います。




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