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映画が一番!

光 

2017年06月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

陸上・日本学生個人選手権の
男子100メートル準決勝で、多田修平(20)が
追い風4・5メートルの参考記録で
国内初の9秒台となる9秒94をマーク。

過去に参考記録ながら、桐生祥秀(21)
ケンブリッジ飛鳥(24)が9秒台を出しています。
彼らに山縣亮太を加えて4人の100mのスプリンターが
勢ぞろい、楽しみですね。

今日の映画紹介は上映中の「光」。

生きることの意味を問いかけ、カンヌ国際映画祭他、
絶賛をされた『あん』に続き、
河?監督と永瀬正敏のダッグに
ヒロインに水崎綾女を加えて製作された映画。

視力を失いゆくカメラマンとの出逢い、
彼女の何かが動きはじめる―。

キャッチコピーは、
”あなたと見つめる今日が
こんなにも、いとしい”。

単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、
音声ガイドの制作をしているので、
いつも、通勤途中に目に入るいろいろな人物や
景色等目に入るものを言葉に変えて録音している。

そんな中、映画をモニターに映して、
視覚障碍者の意見を取り入れるため、
音声ガイドを務めていた。

彼らの意見を聞いている時、
”今回のガイド、今のままだと邪魔なだけです”と
美佐子を痛烈に批判する弱視の
天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。

美佐子は雅哉の無愛想な態度に苛立ちながらも、
彼が過去に撮影した夕日の写真に感動して、
いつかこの場所に連れて行って欲しいと
彼に願うようになる。

命よりも大事なカメラで写真を撮ろうにも
かすんでいく映像しか見えなくなる。
光を失う恐怖と闘い、もがき苦しむ雅哉。

彼の葛藤を見つめるうちに、
”やがて見えなくなるあなたが、
沢山のものを見せてくれた”と、
美佐子の中の何かが変わりはじめるのだった…。

かって、網膜剥離を経験した私には
光を失う恐怖は良く分かります。

監督は本作ではどんな「光」を
表現したかったのでしょうか?
光を現わす言葉は沢山ありますね。

”閃光(せんこう)”、”耿耿(こうこう)”、
”陽光(ようこう)”、光”芒(こうぼう)”等々。
と、いろいろ考えてみて、私が選んだのは
「光明」でした。

本作のラストシーンを見ていただけば
判っていただけるでしょう。

さて、暗闇を照らす光を求めてさまよう二人は、
「曙光(しょこう)」を
見つけること出来るのでしょうか?

アクション大好きの私には、
監督独特の間の取り方や、
顔をクローズアップ多用して、
顔の表情で演技させるなど、
見慣れない?シーンが多かったのですが、
それはそれで、成程、このようにして心理描写を
するのかと、新鮮でした。

美佐子の仕事が「音声ガイド制作者」なので、
当然、字幕付きだったのですが、
これも又、気にはならず、字幕で気が付かされる
ことが多々ありました。

”風鈴の音”、”風の音”等、今までは、
背景にはほとんど気にせずに見ていたのに、
ああ、そうなのだと背景や音にも映画を構成している
重要な要素だと再認識しましたね。

『第70回カンヌ国際映画祭』の
「コンペティション部門」に選出され、
河瀬監督は日本人女性初となる
エキュメニカル審査員賞を受賞。



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おはようございます!

yinanさん

asi asiさん、

そうですか、
2ページとは大々的な取り上げ方ですね。、
それだけ、いい映画と言うことでしょう。

河瀬監督は確かに、物の見方と言うか、
見る視点が違いますね。

成程、「映像、言葉、手話、字幕」が
キーワードなんですか。
これらの要素はハンディキャップのある人には
重要な意味を持っていますから。

逆に、見逃している我々も、新たに考えなければ
ならないとキーワードと言うことでしょうか。


みのりさん、

9秒台は夢ではなくなって来たようです。

皆、若くて伸び盛りですから、
切磋琢磨して、達成して欲しいです。

2017/06/12 08:30:54

9秒台

みのりさん

yinanさん

 陸上100Mも
9秒台が出ましたね
すごいです。

2017/06/11 17:17:50

偶然ながら

asi asiさん

昨日の新聞記事に「光」の河瀬監督の
   ことが二ページにわたり載っていました。

その記事を読み、
 その表現方法である「映像、言葉、手話、字幕」
    がどこまで相手に語りかけ、理解、
感動、期待させられるかを改めて考えさせられました。

2017/06/11 10:42:26

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