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人間観察そして恋そして小説も
斜め読みの恫喝
2017年05月31日
テーマ:テーマ無し
『週刊新潮』が『週刊文春』(文春砲)を大特集で糾弾している発端は、5月18日発売の『週刊新潮』(5月25日号)。その見出しは「『文春砲』汚れた銃弾」。新聞広告や車内吊りなど驚くほど大きな見出しで、グラビアも含めて10ページ以上も割いた大特集だ。文春の人間が新潮の中吊り広告をコピーしている写真を、報じている。そして、新潮の記事を元にして文春が記事を書いたことを克明に解き明かし、その行為を糾弾している。具体的に言うと、『週刊文春』編集部は『週刊新潮』の中吊り広告を毎週火曜の校了日午後に入手する。そうして、新潮の記事のラインアップ、タイトルをチェックして、校了までの4、5時間の間に後追い取材をして、場合によっては新潮のスクープ潰しをしているというのである。たとえば、2014年に起こった朝日新聞「慰安婦誤報騒動」のときに、『朝日新聞』が池上彰氏のコラムの掲載を拒否したことがあった。このことは、『週刊新潮』のスクープで、当然、中吊り広告に載せたが、『週刊文春』はそのときまでこの事実を知らず、新潮の中吊りを見て追い上げ記事を掲載したというのである。わらけてくる。目糞が鼻糞を糾弾しているのだ。あんたら週刊誌だろうが。人様のプライバシーを法すれすれ、ひどいときは法を犯してまで記事にする。勿論悪いやつもいる。しかしさほど悪くなくても、世間の目を惹くと思えば容赦なく加害者を叩く。時に被害者さえも。間違えても小さく、こっそりとしか謝らない。いや、居直って謝らないほうが多いかも。どだい、抜きつ抜かれつしているメディアの現場では、テレビ、新聞、雑誌まで、みなライバルがどのような報道、記事をやっているか、情報網を張りめぐらしている。つまり、メディアの「スパイ活動」は日常茶飯事のはずだ。スパイぐらいで騒ぎ立てるな。情報は自分達で守る。これが法すれすれの仕事を生業としている文屋さんの常識だろうに。情報を抜かれたらまず恥じろ。それをなんだ、世間にアピールして「あの子悪い子、ひどい子だよー」と言いつけている。まるでガキだ。恥を知る人間なら、こうゆう問題は水面下で処理し、表にはださない。日頃自分達がどれだけ人様のプライバシーを暴き立て破滅に追い込んでいるのか少しは猛反してほしい。情報は命だろうに。その情報を易々と盗まれ、挙句に犯人捕まえたと世間に公表。そりゃ、文春に負けるだろうに。こんな弱っちい会社なら。自分達がまけてる事を、この「情報盗み」のせいにし、チャラにしようとする算段か。いじましいにも程がある。情報は早い者勝ちだ。特許と一緒だ。取ったとられた、そんなもの取ったもの勝ちだ。悔しけりゃ、新潮も文春から情報を取ればいい。そもそもが、綺麗な仕事じゃないだろうに。都合のいい時だけ世間に媚びるな・・・とまあ、新潮の記事を読んで思ったのだがそりゃ・・・文春一人勝するわけだ(笑) にほんブログ村
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