多摩の生活とサイクリング

多摩緑道(戦車道路) 

2017年05月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:サイクリング

多摩川の南に広がる多摩丘陵の西の端(八王子市・鑓水)から町田市・小山田まで、丘陵で一番標高が高い(約170m)尾根筋に多摩緑道があります。この道は、かつて戦車の試走路として造られた道とかで、立派な広い舗装路なのですがクルマは進入禁止です(写真)。

多摩緑道は尾根筋なので、どこから行っても坂を上がることになりますが、比較的楽なのは西側から上がっていくルートです。緑道の西端へは、浅川の多摩川合流点(写真)である府中四谷橋から浅川サイクリングロードを経て、八王子・北野からR16バイパスの広い歩道(自転車可)を南に走り、鑓水でR16沿いに少し進むと左側に緑道入口の標識があります(多摩美大ウラ)。

東端はまず尾根幹線道路(尾根幹)に出て、唐木田付近から南に下り、日大三高入口から南西に向かうさくら通りを登っていくと緑道の東端入口がありますが、このルートはせっかく尾根幹に上っても、そこからまたかなり下ってしまうのが結構ツライので、尾根幹をさらに西に走り、南多摩斎場入口から南に少し上がって緑道の中央付近(南多摩斎場ウラ)に至るコースがオススメです。

なお「戦車道路」的な広い道は、その南多摩斎場ウラから小山内裏公園を通る区間で、所々にベンチや展望が効くポイントがあり、ウォーキングやジョギングの人にも人気の道路です。

この多摩丘陵はご存知のように、昭和30年代から始まった多摩ニュータウン計画でその東端から西端まで集合住宅が点在する東京のベッドタウンになりました。この開発ではそれまで日本になかった先進的な街つくりが試みられ、例えば車道と立体交差で交わらないようになっている人・自転車路が住宅地の中を貫いており、そのルート上に小・中学校や公園が配置されています。

緑道や丘陵のあちこちにある展望が開けるポイントに行く時に、このような道を探しながら走ることも面白いのですが、地図を見ても現地に行かなければ実際にどうなっているかが分からないことも多いです。



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