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人間観察そして恋そして小説も
愚か者の正体
2017年04月29日
テーマ:テーマ無し
別にこの元大臣に恨みがあるわけではないが心理学のお勉強には最適なお方なのでちょい登場していただいた。いまをときめく問題発言の宝庫、旧今村復興相語れば何かが引っかかる。別に言葉尻を捕らえようとか、重箱の隅をつつこうとか、そんな気がなくとも、もろ、言っていけないことを公言してしまう。苦労知らずのエリートの典型だと言ってしまうのは簡単だ。しかし、この、任命した安倍首相ですら、危ないかもと危惧していた御方、予想通りの結果になり、躊躇なく首と相成ったわけだが・・直接の引き金は今村雅弘復興相は26日朝、東日本大震災をめぐり「東北で良かった」などと発言した責任をとり、首相官邸で安倍晋三首相に辞表を提出した。辞表の提出後、今村氏は記者団に「大変申し訳ない。深く反省している」などと述べた。当然反省などしていない。そんな事は誰もが知っている。そもそも論として、今回のこの「あっちでよかった」発言。まず常識あるものは、口には出さない。心の中で、首都圏で起きたよりはまだ東北でよかったと思っていたとしてもだ。この発言、首都圏よりは東北の方が、被害が少なく済んでよかったと言ってるわけだ。政治家としては、国のリーダーとしては別に考え方それ自体は悪くはない。政治家の資質として、最終的判断は、一人でも多くの生命を守る為なら少数は見殺しに出来る冷徹な判断が求められるからだ。ただそれは最悪時の選択を想定した時の、絶対的究極の判断で、平時に考える事ではない。ましてや起きてしまい、その復興の為手腕を振るわなければいけないトップが、この頓珍漢な言語を発すれば、任命した本人も呆れて口を開けるしかないだろう。問題は、常識ある人間ならば、絶対発言しないこの言葉を、不用意に口に出す心理が問題なのだ。彼にとって被害者は人ではない。数字だ。常日頃から被害者を過去の数字としてしかみていないから、この発言が口から出てしまう。出した後も何が悪いのか本にはわかっていない。周りから指摘され、初めて「しまった」と思う。すまないではなく、しまったと。にわか殿様になった人の典型的な心理だ。お山の大将になり、浮き上がっている。何かをしようでなく、お山の大将になったその現実しか見えていない。俺は偉いんだ、俺の言う事はすべてだ。俺に間違いはない。そして究極の結論として、俺以外はワンランクしたの人間だ、俺は選ばれた人間だ。こんな心理で記者会見などすれば問題発言をしないほうがおかしい。しないまでも少し水を向ければべらべらしゃべるだろう。本人が問題発言だとは思っていないのだから。権力を持つと、素の人格が垣間見られる。決して舞い上がっているのではない。舞い上がり、理性の鎧が緩み、素の自分が現れるだけなのだ。願わくばこの先、彼がリーダになる事が無いよう祈るばかりだ。 にほんブログ村
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