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2017年03月30日 外部ブログ記事
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 英国のEU離脱通知


 メイ首相は29日、欧州連合(EU)に離脱を通告すると同時に、英議会では「歴史的な瞬間だ。より公平で、より強く、真にグローバルな英国をつくる」と英国民の団結を訴えた。原則2年間の交渉期間でこれまで40年間の欧州統合のへの参加に終止符を打つことになる。EU加盟国の離脱は初めてで、欧州統合には大きな打撃となると同時に、世界の政治経済にも影響を与えることとなる。

 離脱交渉は難航も予想されるが、メイ首相は「欧州を去るわけではない」とし、NATOなどの地域安全保障政策や、貿易の面でも、離脱後もEUと親密な関係を続ける意向を示した。EU側からの離脱手切れ金要求や世界の金融機関にとっては”ロンドン市場”の役割等の不確定要素もある。また、EU加盟国間の隙間風を狙って、中国やロシアが空白を狙って暗躍する。

 欧州統合の歴史的な変遷も、これから起こるであろう「欧州の未来」も歴史の長い流れの中でその結末を判断する他ない。振り返ってみれば、英国人は個人主義的な考えが強く、EUの中にあって独自の路線を主張してきた。これまでも肥大化する欧州議会の権限と官僚主義には批判的で、通貨統合(ユーロ)にも参加せず、ある意味当然の欠末だったのかも知れない。

 私は1973年、英国がEUに加盟する以前から英国に滞在し、70年代、80年代,90年代と三度にわたる英国勤務(通算18年間)に加え、その後も現役時代には毎年のように、また、退職後もしばしば英国を訪問して英個人気質や英国の現状について横目で見てきた。ロンドン・オリンピックも観戦し、昨年も夏場はロンドンで子供や孫たちと過ごした。娘夫婦(旦那は英国人)は今年自宅を購入、最近ロンドン郊外に転居したところだ。そんなこんなで、今年も夏は娘の新居で過ごすことになろう。

 確かに英国のEU離脱(国民投票の判明)直後にポンドは大きく値下がりした。しかしそのお陰もあり、街には観光客が溢れ、為替レートの変動は海外からの投資を促進し、不動産価格も安定的だ。当然輸出も堅調で経済も底堅い。遠く日本からメディアを通じ英国の将来を予想するとスコットランドやアイルランド等の英国離ればかり報じられ、暗澹たる英国の未来しか見えないが、とても真の英国の姿とは思えない。英国人はEU議会ではなく、自分たちで英国の未来を決めたいと強く信じているのだ。

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