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森鴎外愛用の机や第五福竜丸模型は貴重な歴史遺物「国立医療センター資料展示室」（其の三）　

2017年03月29日
テーマ：テーマ無し

国立研究開発法人・国立国際医療研究センター病院

沿革（抜粋）詳細はこちらをクリックして下さい。
明治元年（1868年）10月 山下門内に兵隊假病院を設置
明治4年（1871年）7月 兵部省内に軍医寮が置かれる　麹町区（現在の最高裁判所や国立劇場を含む一帯）に軍医寮付属病院として本病院が置かれる
8月 軍医寮が海陸軍軍医寮と改称
明治5年（1872年）2月 海陸軍両省が置かれる 陸軍省の管轄となる
11月 東京府の管轄となる
明治6年（1873年）5月 軍医寮が廃せられる 陸軍本病院と改称
明治14年（1881年）6月 東京陸軍病院と改称
明治19年（1886年）2月 東京鎮台の管轄となる 東京鎮台病院と改称
明治21年（1888年）5月 大衛戍病院（東京衛戍病院）と改称
明治37年（1904年）2月 （日露戦争勃発）東京豫備病院成立
明治39年（1906年）2月 東京第一衛戍病院開設
昭和4年（1929年）3月 新宿区戸山町（現在地）に移転 本館（昭和4年10月竣工）
昭和11年（1936年）11月 東京第一陸軍病院と改称
昭和20年（1945年）12月 厚生省に移管 国立東京第一病院と改称
昭和22年（1947年）9月 附属看護学校開設
昭和46年（1971年）7月 旧中央棟竣工 10月 新館へ移転
昭和49年（1974年）4月 国立病院医療センターと改称 臨床研究部開設
昭和61年（1986年）10月 国際医療協力部開設
昭和63年（1988年）4月 エイズ医療情報センター開設
平成5年（1993年）10月 国立国際医療センター発足 （国立病院医療センターと国立療養所中野病院を統合）
平成9年（1997年）4月　エイズ治療・研究開発センター開設
平成15年（2003年）4月　特定感染症指定医療機関に指定
平成16年（2004年）10月　国際疾病センター開設
平成20年（2008年）4月　国立精神・神経センター国府台病院と組織統合　国立国際医療センター戸山病院と改称
平成22年（2010年）4月　独立行政法人 国立国際医療研究センターに組織改編　国立国際医療研究センター病院と改称　　　　　8月　中央棟完成
平成22年（2010年）10月　3次救命救急センター開設　救命救急センター　ヘリポート
平成24年（2012年）5月　国際疾病センターを国際感染症センターと改称
11月　特定機能病院承認
平成27年（2015年）4月　国立研究開発法人に移行
9月　JMIP認証を取得　中央検査部がISO15189認証を取得
平成28年（2016年）4月　日本医療機能評価機構「3rdG:Ver.1.1」認定

《展示資料室》
「森鴎外（林太郎）愛用の机」






「第五福龍丸乗組員」関連パネル
【1954年3月1日、静岡県焼津市の遠洋マグロ漁船「第五福龍丸」は、西太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁を航海中、米国が極秘で行った水爆実験に遭遇。水爆「ブラボー」の威力は、15メガトン、広島型原爆の約1,000倍とも言われる。第五福竜丸の23人の乗組員の頭上には、爆発で焼けたサンゴ礁が灰になって吹き上げられた白い粉が降り注いだ。通称「死の灰」。この白い粉の正体を乗組員たちは知らなかった。帰港後乗組員は、東京大学付属病院と国立東京第一病院に入院した。】




「乗組員の写真」
【患者用白衣は、陸軍病院時代のものを戦後も国立病院で使用していた。傷痍軍人が戦後街頭や電車の中で募金活動をしていたときはこの白衣を着ていました。】
大石又七さんは、いまも証言活動をされています。


「9月23日に久保山愛吉さんがご逝去」
【1955年6月東京豊島公会堂で開かれた第一回母親大会で、久保山愛吉夫人すずさんは、壇上から「被爆の未亡人は私を最後にして欲しい」と訴えました。】




「乗組員が退院時に寄贈した模型」












「付属看護学校の旗」


「スペインかぜ」のカルテ
（管理人の祖母はスペインかぜに罹って朝鮮・平壌で死去した。）








「病院の歴史パネル」





















パネル説明文に、戦時中から脳外科手術をしたとの記述がありますが、旧陸軍軍医学校跡地から発見された「人骨」の中に、ドリルで穴を開け、糸鋸で切断した頭骨がありますが、鑑定をした佐倉朔教授はその証拠だと解説しています。「人骨の会」を参照。


（完）

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