人間観察そして恋そして小説も

242話 歌麿の話その14 

2017年03月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「どうゆう意味なんだ」 斎藤が頭を掻きながら歌麿に尋ねてきた。意味がわかりかねるのだろう。 「私達は過去のエポック星に行くわけです。い わゆる次元の違うもう一つの世界です。そこ には当然私達と同じような生活をしている人 達がいるわけです。私達は地球人ですから一 年後のエポック星でもう一人の私達と会う機 会はありません。しかしゆいさんと美里さん は違います。一年後のエポック星に行くとい う事は、もう一人の自分自身に会う可能性が あるということです」「会ったらどうなるんだ?」「わかりません」 歌麿はそっけなく言い切った。 「なんだ、それ」 呆れる斎藤に 「推論はあります。もし異次元の人物と衝突した らその物質は消滅すると」「消滅?」 斎藤はチラリゆいと美里を見た。 「次元の自己治癒作用でその人物を消滅させると いう学説があります」「そのまま何事もなく新しい関係が続くという学説 もありますよ」 美里が横から言葉を添えた。 「確かにそんな学説もあります。要はわかっていな いということが重要なんです」「最悪わたしとゆいは消滅する可能性があると仰り たいんですよね」「右も左もわからぬエポック星で私達はこの先ずっ と暮らしていかなければなりません。そんな時唯 一頼りにしたい、美里さんとゆいさんがいなくな るのは非常に困ります」「ひどい、私達の命を心配してくれたのじゃないのですね」 美里は苦笑した 続話→  にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ 

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