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映画が一番!
戦場のピアニスト
2017年03月11日
テーマ:戦争映画
映画ファンの皆さん、おはようございます!
昨日は南スーダンPKO部隊を撤収とか
朴大統領の罷免と大きなニュースがありましたが、
今日は「東日本大震災」から6年目。
復興は道半ば、早く元通りになるよう祈るばかリです。
今日の映画紹介は「戦場のピアニスト」。
BS12で2017年3月11日(土)20:00〜の放送。
2003年2月に見た時の感想文です。
ナチスの迫害をくぐり抜け、奇跡的に生還したポーランドの
ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの壮絶な体験を
描いた話題の映画ですね。
カンヌ映画祭では最高賞であるパルムドールを受賞。
アカデミー賞では7部門にノミネートされ、
監督賞、脚色賞、主演男優賞の3部門で受賞。
主演のエイドリアン・ブロディはこの作品で
アカデミー主演男優賞を受賞。
キャッチコピーは、
”音楽だけが生きる糧だった…”。
1939年9月、ポーランド。ナチス・ドイツが侵攻したこの日、
ウワディク(エイドリアン・ブロディ)はワルシャワの
ラジオ局でショパンの♪夜想曲第20番♪を演奏していた。
ドイツ空軍による突然の爆撃を受けて
彼はなんとか脱出するが、街はドイツ軍に占拠され、
ユダヤ人をゲットー(ユダヤ人居住区)へ
強制移住させるなどの迫害が始まる。
シュピルマン一家も財産を没収され家を追い出される。
ゲットー内のカフェでピアノ弾きの職を得た彼は、
様々な迫害に遭いながらも静かに時をやり過ごす。
しかし、やがて一家を含む大量のユダヤ人が収容所へと
向かう列車に乗せられる。その時、一人の男が列車に
乗り込もうとしていたウワディクを引き留めた。
彼は知人のゲットー警察署長ヘラーに救われ、その場を逃れる。
ゲットー内での強制労働に従事する彼は、
知り合いの女性ヤニナの協力でゲットーの外に脱出。
ゲットーのすぐそばの建物に隠れ住む。
隠れ家に住む彼は、夏になる頃、
ワルシャワ蜂起が始まり街は戦場となった。
そんな中、ドイツ軍将校の
ホーゼンフェルト大尉(トーマス・クレッチマン)に
見つかってしまうが、ピアニストてあることを告げると、
将校は彼にピアノを弾かせた。
このシーンでは彼の長い指がある時は力強く、
ある時は優雅に鍵盤を踊るのを見て、
ついつい涙が出てきました。(最近は涙腺が‥)
演奏に感動した将校は、彼を匿ってやる場面は
暗い、悲惨な中で一筋の光のようでした。
この時、4分間にわたり弾いた曲は
♪♪ショパン バラード第1番ト短調作品23 ♪♪。
クラッシックには疎い、私ですが、
哀しい中にも心が落ち着くのを感じました。
Y-Tubeでぜひお聴き下さい。
この作品ではショパンの曲が要所要所で使われています。
映画の内容が暗いだけに救われますね。
監督のロマン・ポランスキーはポーランド出身で、
彼 自身もゲットーを脱出した経験があり、自らの
原体験を生かした渾身の作品。
彼の作品には『ローズマリーの赤ちゃん』、『テス』、
最近は『ナインスゲート』などの作品で有名ですが、
私生活でも波乱万丈の生き方をしているようです。
まず、最初の妻で女優のシャロン・テイトを、
アメリカの有名な殺人鬼、チャールズ・マンソン一派に
殺害されています。しかもその時シャロンは妊娠中でした。
次にアメリカ国内で、未成年(13歳のモデル)に対する
ワイセツ容疑で逮捕され、服役を逃れてヨーロッパに逃亡。
それ以来 彼は以来アメリカへは戻っていない。
彼の奇行は過去の体験が影を落としているのでしょうか?
主人公シュピルマンを演じたエイドリアン・ブロディは、
16kgもダイエットし、ピアノの猛特訓をして
吹き替えなしで撮影したそうです。
戦場とピアノと異質の組み合わせの映画。
願わくば、音楽が戦争を駆逐して欲しいと願うばかりです。
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おはようございます!
風華さん、
原作は戦争直後のポーランドで
『ある都市の死』のタイトルで刊行されたが、
時の政府が主人公を救ったのがドイツ人なので
発行禁止。後にドイツで「奇跡の生存者」で刊行。
それから、英題で "The Pianist”で出版されたようです。
原作も読まれたのですね。
そうですか、♪バラード♪ではなく、
♪ノクターン♪の方が
暗く哀しげな雰囲気のメロディーに
少し軽やかなリズムと、この場の情景にフイットする
ような気がします。
原作と映画と見比べて観ると、何度観ても楽しめますね。
みのりさん、
”事実は小説より奇なり”と言いますが、
これが実話だと思うと、
何とも言えない気持ちになります。
人間は本当に、歴史から学ばないです。
逆に、歴史は繰り返すと同じ事をしているようです。
2017/03/12 08:34:58
14年前でしたか
過去にTV放送されていたのは知りませんでした。
原題は【THE PIANIST】ですね。
ネットでDVDのプレミアムBOX版を購入したとき、
10枚の映画場面の写真ハガキがついてきました。
原作本を読んで、わかったのは、ドイツ人将校の前で実際に弾いた曲はバラード1番ではなく、ノクターン嬰ハ短調らしいです。
屋根裏の隠れ家もドイツ人将校が細かな指示をしたそうです。
また、あの感動が観られますね。
2017/03/11 13:00:01