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平成の虚無僧一路の日記

「洛中洛外図」に見る暮露と薦僧と乞食 

2011年03月08日 外部ブログ記事
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「薦僧」は尺八を吹いて門付けする遊芸人とすると、
「暮露」は、何を生活の糧にしていたのだろう。

「暮露」の持ち物で見落としていたのは、大きな日傘だ。
貴人や高僧の後ろから担ぎ手か差している日除け傘である。
『71番職人尽歌合』には はっきりと描かれている。

佐倉の国立歴史博物館にある『洛中洛外図屏風』甲本に
尺八を吹いて門付けしている二人連れの薦僧が描かれている。
腰には「薦(こも)」と、「面桶(めんつう)=弁当箱」を付ける。
天蓋と袈裟は無い。尺八は1尺8寸くらいある。

「薦」と「面桶」を持ってくつろいでいる二人連れの絵も
3組ある。一つは背中に白い布が縫い付けてあり「巡礼」。
他の2組は尺八は描かれていないが「薦僧」かもしれない。

1520年頃の製作といわれているので、薦僧の最も古い絵
となる。僧形には見えないが「薦僧」なのだ。

この図には、ほかに「琵琶法師、高野聖、鉢叩き、鉦叩き、
巡礼、傀儡(くぐつ)師(=人形使い)、猿曳き(猿回し)、按摩が
描かれている。『職人尽し』そのままだ。

そして「乞食」も何人か描かれている。塀の前に座り、施しを
受けている乞食は 上半身裸だ。「暮露」は「紙衣」を着ている。
これによって、「暮露」と「薦僧」は 乞食とは区別される職業
集団だったのだ。

『洛中洛外図屏風』

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