人間観察そして恋そして小説も

235話 歌麿の話その6 

2017年02月18日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

「とりあえずです」歌麿はまず三田村を見た。次いで斎藤、そして最後に仲村を見ると「今までの話が真実と仮定して」「仮定だな」斎藤が念押しすると「今私達は言い争ってる場合じゃないです、時間 が無いはずです」ゆいに視線を移した。ゆいにこの先を話させようとしているのだろう。うまい具合にバトンを渡されたと思ったのだろう。ゆいは淀みなく歌麿の話を引き継いだ。「あなた方をチームとして付き合ってもらうこと に対する謝罪は後でいくらでもします。今は歌 麿さんが仰ったように時間がないのです」「どういう意味よ、核が爆発するまでまだ時間が あるんでしょ」今度は杏だ。「私達は核が爆発する前にこの次元を飛び立ち、 一年前の湯原が逃げ込んだ時間空間に行かなけ ればなりません」「どうゆうことだ」斎藤。「タイムマシンで過去に戻っても今現在起きている 細かな事は時空が修正してくれますが、大きなこ とは修正してくれません」「言ってることがよくわからないのだが」斎藤の問いに、今度は歌麿が答えた。「多分、こういうことだと思うのです」ゆいも美里も驚いて歌麿を見据えた。地球人が、エポック星の時空理論を説明しようというのだ。驚きよりも興味の方が勝ったのだろう。歌麿の次の言葉を待った。 次話→   にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ

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