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2017年02月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

2017.02.15 昨日、ナビ友さんである
シシーマニアさんBlogを拝見して、
チェーンBlogを綴ってみたくなった。

世界各国での海外赴任経験をお持ちである
シシーさんのその海外生活の様子を拝見する
のが楽しみな私。

読ませていただいていると、バックグラウンド
ミュージックまでもが聞こえてくるような
心地よい内容である。
確かな文筆力をお持ちだからだろう。
  
昨日のそのBlogにはポルトガルの事が書かれ、
私はその中の「南蛮」の字に目が留まった。

忘却の彼方にあった場所が、映画の
ワンシーンのように目の前に現れた。

小学生高学年から特に中学生時代は、よく
訪ねた「南蛮美術館」
あまりの懐かしさで、その場をネット上で
訪ねてみた。
少なからず、感動する自分と対面した。

この想いを自分史の一部にとBlogに
書き留めておきたいと思った。

人は皆、良くも悪くも、また、どうでも
無い事柄が忘れられないものとなって、
自分を作っていくのだろう。

あの時の、あの思いが…言葉が、
あの時の、出会いが…と。

それらが今の自分に繋がっている。

改めて思い知らされるというのは
この歳になると差ほど、無いものに
思え、貴重な感動との再会を味わった
気がする。


家の近くに建つ南蛮美術館は、坂道を上がり
バス通りに出て教会のやや斜めあたりに建っ
ていた。
当時から鉄筋で古びた西洋の建造物であった。
周りにも大きな樹が伸びて、欝蒼とした雰囲気も
あったような…壁面にはツタが絡まっていたような…。

内部の重厚感、内装、照明の明暗、照らし方、
匂いまでも容易に思い出す事ができる想い出の
場所。

無料で観られたし、教会の内部のように
静寂でありながら、誰をも受け入れる
解放的な空気感もある。
特に中学生の頃は、時には友人とおしゃべり
の場に使い、「南蛮」に興味を示す友は
極小。
一人で行くことが多かった。

前を通ると、吸い込まれるように入館して
いた記憶がある。
言ってみれば、秘密の基地のような場所
だったのか(!?)

とにかく好きな場所だった。

私の記憶の中に鮮明に残っているこの
「南蛮美術館」は、今は神戸市に寄贈された
ようで「神戸市文書館」という名に代わって
いた。

お気に入りの場所であった「南蛮美術館」は
富豪の池長孟氏の私設の美術館だったとある。

当時のあの頃、私にもっと知識欲が
あったなら、お気に入りの場所から何か、
手応えある未来を作り出せていたかも
しれない。

などと、思ってみたり…そんな空想めいた
想いをネット上で漂わせ、朝の時間帯の
数時間を使っていた。
(ついでの「神戸市の歴史」などもググって)

しかし、少女時代の南蛮美術館通いは
図らずも、その後の成長段階のモノの
見かた、捉え方に大きく影響を及ぼして
来た気がする。
だからと言ってヨーロッパの端にある
ポルトガルやスペインは、西洋と言っても
西洋臭さが無い。
日本的な精神が息づいている感じが
するのだ。

中学から高校に上がる段階で、公立校は
こりごりで、女子だけの学校に行きたかった。
(当時、神戸の○○組各組長の子供などが
数名いて、学校も荒れていた)

丘の上に建つ学校、その制服に憧れ、
(フランシスコ・デ・ザビエルが着ている
エリマキトカゲのような襟が付いていた)
晴れて「女の園」に進む。

スペインに本校があるカトリック臭が
ぷんぷんする学校である。
その学校を躊躇することなく選んだのも
あの南蛮美術館で観ていた展示品、全ての
品々が自然と心身に染み込んでいたのだろう
と思う。


シシーさんのお陰で、南蛮にまつわる
懐かしい想いを巡らせることができました。
m(_ _)m



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再度ありがとうございます。

彩々さん

みのりさんは、ご夫婦で各国を廻られた
とか(!?)
15年前に主人を亡くしている私には、
なんとも羨ましい熟年ご夫婦の姿です。

シシーさんご夫婦もまた素敵な経験を
積まれ、今があるご夫妻だと思って
拝見しているのですよ。

2017/04/01 20:44:53

ファン

みのりさん

彩々さん

 シーママさんの
ブログのファンのゆですね
海外生活も日本とは違う
生き方にあこがれますね

2017/03/31 16:43:33

サウダーデ

彩々さん

シシーさん、お早うございます。

シシーさんのお陰でまた一つ、新しい
言葉を覚えました。 (。・_・。)

歳を重ねると最近の事より昔の事を
鮮明に思い出すと言われます。
今ある自分を作っているものの中でも、
これは忘れられない一コマ(?)だったと
記憶しているものって、少ないのかも
しれません。

私の中の「南蛮美術館」には「サウダーデ」という言葉が持つ意味合いが、私の記憶と一致
するのでしょう。

ポルトガル語で歌うファド歌手の
浅井雅子さんという方のページで歌も
聞いてみました。
ちょっと物悲しくて、ちょっと辛い…
微妙なニュアンスを持った歌ですね。

小さな世界で生きてきた自分ですが、
まだまだ、していない事、知らない世界が
あり、せめてそこに眼をやることの
楽しみが出来たことが嬉しいです。

2017/02/19 05:45:44

サウダーデ、という言葉

シシーマニアさん

久々に、この言葉を、思い出しました。

憧れとか、哀愁とか、郷愁とかいう意味だそうです。
多分、ガイドブックで、知ったのだろうと思いますが・・。
ポルトガルには、航海に出て行く男達を待つ女の人の歌、ファドという音楽があります。(詳しくは、知らないけれど)


航海に出た男を待つ女達、と言うだけでもう、物語性があるでしょ。

そういった、悲しみを歌っているらしい、ファドを、久々に思い出しました。

チェーンブログ、又書きたくなりました・・。

2017/02/18 20:31:14

みのりさん、ありがとうございます。

彩々さん

「南蛮美術館」という名前に、まだ
見ぬ異国情緒を感じていたのでしょうね。

いつからか、神戸市で管理するようになり
名前も普通(?)の「神戸市立文書館」なんて、
何とも夢が広がらない館になりました。

神戸に行かれることがありましたら、
是非、訪ねてみてください。

2017/02/18 13:14:58

「南蛮美術館」

みのりさん

彩々さん

「南蛮美術館」のブログ
読ませて頂きました。
ステキな文章にひこまれました。
「南蛮美術館」に足を運んで
みたくまりました。

2017/02/18 04:13:38

シシーさん、こんにちは

彩々さん

誰も知らない大昔の話を、つい書き連ねて
しまいました(><;)

少女時代の話と言えど、甘い評価を
して下さって、恐れ入ります・です。

Gracias!

2017/02/17 12:02:24

少女だった、彩さん。

シシーマニアさん

神戸の住宅街の一角で、南蛮美術館に吸い込まれる様にして、一人佇んでいらした少女時代の彩さん。

時が移って、その後には美術館のみならず、南蛮の香りの高いミッションスクールに毎日通われていた、高校生の彩さん。

有る一人の少女の物語を見ている気分でした。

一度しかお会いしていないけれど、彩さんの中には未だに、この少女の様な雰囲気が残っていますよね。

だからこそきっと、自然態なのかも。
いや逆かな・・。

2017/02/17 11:11:52

観てみますね。

彩々さん

朝ドラは観ると後はそのまま「朝いち」を
観ることが多いですが、BSですね。

長崎と言えば「カステラ」
これはポルトガルから来た言葉だと
ききました。

遠くて近しい異国の「南蛮」ですよね。

2017/02/16 13:51:34

鉄道旅で

ぐでたまさん

今ポルトガルがあってます。
あと5回ぐらいは続くと思いますよ。

朝のBSの朝ドラが合わっての15分だけですが、スェーデンにに魅了させられて、毎朝見ています。

南蛮の文字でふっと見たばかりだったので
ポルトガルは長崎と貿易していたみたいで
日本の文化があちらにも残ってるみたいですね。

2017/02/16 11:26:01

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