メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番!

天使にショパンの歌声を 

2017年01月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

映画ファンの皆さん、おはようございます!

稀勢の里が第72代横綱に。
自分で考えたと言う”口上”がシンプルで良かったです。

今日の映画紹介は上映中の
「天使にショパンの歌声を/La passion d'Augustine」。

舞台は1960年代のカナダ・ケベック。
時代の流れで閉鎖を言い渡されたのは
カトリック修道院が経営する音楽学校。
学校を救おうと、女性教師と生徒たちが
奮闘する姿を描く作品。

シスターと音楽と、言えば先月紹介した
「天使にラブ・ソングを」ですね。

本作では歌ではなくピアノが主役。
ショパン『別れの曲』、リスト『愛の夢』など
ピアノの有名曲から、モーツァルト、ベートーヴェンの
ピアノソナタ曲、ヴィヴァルディの合唱曲『グローリア』と
数々の名曲が登場します。

と、言うのも主役のアリス役を演じた
ライサンダー・メナードは、
カナダを代表する未来の音楽家30人の1人に
選ばれたプロピアニスト。

音楽には疎い私ですが、彼女のピアノタッチは
素晴らしい。特にカメラの撮影アングルがいいので
指と鍵盤が連動して動き、それで生まれる音との
調和がハッキリと判り、聴覚、視覚と同時に楽しめました。

キャッチコピーは、
”少女が奏でたのは、未来の音色”。

修道院が経営するこの学校では、
校長のオーギュスティーヌ(セリーヌ・ボニアー)が
音楽教育に精力を注いでいて、
前回のピアノコンクールでは銀メダルを獲得していた。

だが、近代化を進める政府の方針で公立学校が増加し、
転校する生徒が増え、経営が苦しくなっていた。

修道院の総長が経費削減で選んだ学校は
”新しいピアノよ”と、喜びも束の間。

総長に呼びつけられた校長は、
”音楽学校はお金がかかりすぎます”
”私の学校を潰すのですか?”
”あなたの学校じゃないわ”と決めつけられて、

音楽会のチケット代にピアノ購入費と
出費のかさむオーギュスティーヌの学校。

そんななか、オーギュスティーヌの姪の
アリス(ライサンダー・メナード)が転校してくる。

彼女はピアノは上手で
”小さなモーツアルトね”と褒められても、
”手に負えない問題児です”と、言われるトラブルメーカー。

閉鎖を言われて、学校に戻った校長は、
シスター達と作戦会議。
”どうするの”
”戦うのよ”
”学校を守るため、みんなで立ち上がりましょう”
”シスターの殻を破って…、ブチ上げるのです”
と、支援してくれる保護者の協力を得て、
まずは音楽イベントを開いてマスコミを呼び、
”シスターが学校閉鎖に意義を唱えました”と
TVで放送させる。

怒った総長は、校長へ辛辣な言葉を浴びせる。
”余計なマネを”
”生徒達も感じているのです。
音楽こそ、私達の祈りなのだと”

”主のご意思を信じれば、未来は開けます”と、
言う総長へ、
”主は耳が遠いので、自力で頑張らないと”と、
切り返す校長の言葉には笑えましたね。

さて、音楽学校の運命は如何に…。
”奇跡の実話”とあるから、実際にあった話なんですね。

名曲がたくさん演奏されますが、特に
バッハの曲をジャズ風にアレンジしたピアノ演奏、
アリスの友人・スザンヌが『別れの曲』を
素晴らしい歌唱力で歌い上げるシーンなどの
美しい音楽には感動しました。

音楽だけでなく、
一面の銀世界から、緑したたる春の美しい風景と
季節の移ろいに合わせて変わる、女学生のカラフル装いと
おちゃめで、悩み、騒々しい学生たちの成長する姿には
目と耳の眼福でした。

監督は「天国の青い蝶」、「翼をください」の
レア・プール。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

名曲

yinanさん

みのりさん、おはようございます!

クラッシックの名曲がたくさん登場します。

音楽だけ聴くのもいいのですが、
映画で画像と一緒に見ると、よりイマジネーションが
膨らみ想像力が豊かになります。

2017/01/27 07:56:47

天使にショパンの歌声を

みのりさん

yunanさん

天使にショパンの歌声を
 素敵な題名の映画ですね
私は見ていませんが
印象に残りそうです。

2017/01/26 19:03:31

いい映画でした。

yinanさん

風華さん、今日は〜!

主演のライサンダー・メナードの経歴は素晴らしいです。
5歳からピアノを習い始め。ピアニストを目指して、
モントリオール音楽院に入学。NYの
インターナショナル・コンペディジョンで優勝。
カーネギーホールで3度演奏。
9年連続カナダ音楽コンテストのフアイナリストとなっています。

キャストは全員吹き替えなしで演奏、合唱しているので気のせいか一段と歌もピアノ演奏も素晴らしいです。

改めて、堀内敬三作詞の歌曲を聞くと、歌もいいですね。

春の日 そよ風 花散る みどりの丘
梢(こずえ)を 楽しくわたる鳥の
かげよ いずこ
野路には 木枯し 別れの 雲は暗く
過ぎし日 心にいだきて はるばる 寂しく
越え行く 山や川 せめても われとあれ
忘れじの わが歌

Y-tubeで、一度お聴きください。

2017/01/26 16:36:52

奇跡の実話

風華さん

・・なのですか!
主役がプロのピアニストなら、見ごたえ、
聴きごえありますね。

ショパンといえば、すぐ『戦場のピアニスト』を
イメージしてしまいます。
あちらはオレイニチャクの吹き替えのようですが。

2017/01/26 10:26:04

PR







上部へ