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のびたの日記

明治期に地元総出で芝居小屋 

2017年01月25日 外部ブログ記事
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飛騨は森林資源に恵まれた土地である ヒノキやブナ 杉など山々に囲まれた土地でもある
江戸幕府が天領にしてしまう理由もここに有った 木造建築には欠かせない材木 加工する匠も居る
特に檜は最高の高級木材だ これを無断で切ったら首をはねられるどころか 一族郎党処分されるのだ
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そんな環境の中に江戸から続く飛騨の片隅に 加子母(かしも)と言う集落がある
この地域の誇りは 伊勢神宮の式年遷宮で 新しい宮建築には ここから厳選された檜が運ばれた
出雲大社 姫路城 法隆寺金堂 銀閣寺などもこの木曾檜である 年輪が均等で真円に近く美しい
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この地域は昔から 地芝居が盛んであり 明治27年(1894年)村の人たちが総出で 劇場 を作った
全てが手造り しかし これは歌舞伎を演じることが出来る本格的な建物で 修復を重ね現存するのである
その名は 『明治座』 あの歌舞伎の名優も公演する 今年も予定が組まれ観劇料は2万円と言っていた
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地元の方の案内で 客席 舞台 奈落 すっぽんと呼ぶせり上がり 舞台裏 など 見て回った
今週 NHKの ぶらタモリ で 四国の金毘羅歌舞伎の金丸座が紹介されていた
金丸座は金毘羅歌舞伎観劇ツアーがあって 東京からご案内したこともある
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これが ぶらタモリの案内した 金丸座 私も一度 金毘羅歌舞伎で案内した
以下 小さい写真で 金丸座 大きい写真で加子母の明治座を対比させます
  
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その金丸座と 加子母の明治座 豪華さには劣るが 殆ど同一仕様である
但し 明治座には豊富な資源 木曾檜は使われていない 江戸時代から檜伐採は死罪と言われて来た
そのため 明治になっても 伐採は畏れ多いことが 身についていたのだと 案内の方が笑う
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客席の仕切り ここは売り子が歩いたり お客が移動するときにこの上を歩く
舞台は奥行きも広く 回り舞台装置もある もちろん奈落で手回しである

立派な花道は舞台に向かって左右に二つある 案内人が立つ位置は花道の七三にあたる
控え暖簾から舞台まで7分の位置 歌舞伎役者は ここでどどーんと見栄を切る

娘引き幕 村の娘たちの名前が網羅されている 屋号との併記である


これが すっぽん お化けなどがせりあがる
  

役者の控室


明治期の出演者の落書きが見られる 今は勿論禁止である


奈落通路に 大道具 小道具類が保管されている

ぴんボケになってしまったが 回り舞台の手回し装置



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山間に連綿と息づく 芝居文化と 修復を重ねて維持していく地元の熱意がある
観光客へも修復保全の協力を求める短冊形のヒノキ板に名前を書いて500円支払う
これは全て明治座の補修に素材として使用される 但し 20年後だ
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    ?最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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