人間観察そして恋そして小説も

210話 宇宙人 

2016年11月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

あらすじ    登場人物紹介  目次   全員の前には大園美里、その両脇には仲村トオルとゆいが立っている。歌麿は座ったまま三人を見つめている。   「あと少しでエボニカ共和国に着きます。そ の前に皆さんにお伝えしておく話があります」   言うと美里は近くにあった椅子に腰を下ろした。   「あなた達も適当な所に座ってください」   どうやら話は長くなるようだ。 ゆいに目を向けると、ゆいは今まで座っていた場所にまた腰を下ろした。仲村トオルは立ったまま、美里の横に張り付いている。   「皆さんにお手伝いをしていただきたく集まって いただいたんです。多少強引でしたが」 「あんた宇宙人なの?」   杏がいきなり核心をつく質問を発した。   「そうですよ、それが何か」   美里はあっさり肯定した。横で仲村の眉がピクリと動いた。   「本物の美里さんはどうされましたか」   歌麿の質問に   「湯川に殺されました。殺されたのは湯川夫婦と 言うべきですかね」   また仲村の眉が動いた。どうやら仲村は事前に話を聞かされているようだ。それでも以前のまま美里に忠誠を誓っている行動をとっているのは、それなりの合理的な話があるのだろう。   「そうですよって・・そうあっさり宇宙人と認め られても」   杏は斎藤に目でお前も何か言えと指図した。   「俄かに信じられない話だな」   斎藤の言葉が、機内にいる全員の考え方でもあるようだ。いきなり連れて来られ、私は宇宙人ですなんて言われても、悪い冗談にしか思えない。   「京極さんのお陰で、話がしやすくなりました。 お礼を申しあげます」   美里は丁寧にお辞儀をした。   「宇宙人には見えないよ」   杏は小さく舌打ちをした。   続話→   にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ    

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