人間観察そして恋そして小説も

207話 現実離れした話 2 

2016年11月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


あらすじ    登場人物紹介  目次   歌麿の話は続く。   「一年前仲村さんが私に湯川博士の身辺調査を 依頼されてきたと言いましたでしょ」   杏がうなづくと   「仲村さんは湯川さんがこの星の住人ではない のではないかと、私に調査を依頼してきたの です」   今度は誰も茶々を入れない。真剣な眼差しで歌麿を見つめている。   「つまりエイリアンってことか」   斎藤が言うと   「そうゆう事です」   どこからともなく溜息が出た。   「仲村さんは大園美里のボディーガードをされてい ます。彼の本命は美里さんであって湯川博士では なかったのです」 「それって、大園美里もエイリアンだと疑ってる ってこと」 「そうです。大園美里は湯川博士を殺そうとしてい ました。その依頼を何度も仲村さんに頼んでいま したが、仲村さんは世間で言われるような殺し屋 ではありません。当然断っていましたが、大園美 里は湯川博士の殺しを他の組織に頼んでいた気配 があったそうです」 「じゃあ湯川博士を殺したのは大園美里で決まりじ ゃないか」 「ところがそうじゃないのです。ここ最近は大園美 里は湯川博士を殺すのではなく捕らえる事に方針 を変えたようなんです」 「何故なんだ」 「わかりません」   歌麿は斎藤にあっさり言い切った。   「ただ、その頃から仲村さんは大園美里の雰囲気が急 に変わったと思ったそうです」   首をひねる斎藤に   「大園美里の変化は、まるで他人が乗り移ったかのよ うな急変で、しかもその頃から湯川博士の殺しを捕 獲に変えたようなのです」 「捕獲?」 「そう、大園美里は湯川博士を、捕獲すると言い出 したんです」 「捕獲って、まるで動物を捕まえる言い方じゃないの」   杏が眉をひそめた。  続話→  にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ    

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