人間観察そして恋そして小説も

202話 煙に巻く 

2016年11月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

あらすじ    登場人物紹介  目次   仲村トオルの依頼内容が、湯川博士の身辺調査、しかもその内容が、湯川が人間であるかどうか、確かに歌麿の言うとおり、奇天烈な依頼だ。 奇想天外が大好物な歌麿にとってこの依頼は見過ごせない。依頼を受けてしまったことは、確かに歌麿の正確ならあり得る話だ。   「人間かどうかの意味ってどうゆう意味」   杏の質問に   「文字通り、人間かどうかの判別だよ」   すまして答える歌麿に   「意味が分からんぞ」   斎藤も割り込んできた。   「湯川博士が地球人かどうか調べて欲しいと言っ てきたんだ」 「はあ!」   杏も斎藤も口をあんぐり開けて歌麿を見ている。周りの者も首を傾げている。歌麿の話がどこまで本当なのか信じかねているのだ。しかし今は冗談を言ってる状態ではない。歌麿の表情も至極、真面目だ。   「地球人かどうかって、人間かどうかって意味か」   「うーん、少し微妙です。仲村さんの依頼は湯川 博士がほかの天体から来た生物ではないのかと、 そんな意味なんです」   「おいおい、お前頭大丈夫か」   斎藤がしきりに首を振る。杏も予想以上の歌麿の言葉に絶句状態だ。   「仲村さんは、大園美里さんのボディーガードを されています。どうやら本命は湯川博士でなく 美里さんの方だと私は睨んでいます」   益々意味の分からないことを言い出し、皆を煙に巻く歌麿を、ゆいは涼やかな表情で眺めていた。どうやらゆいには、歌麿の言わんとすることがわかっているようだ。  続話→  にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ    

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