人間観察そして恋そして小説も

198話 ゆいの記憶 

2016年10月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


あらすじ    登場人物紹介  目次   皆の視線を一身に集め歌麿は小さく咳をした。ジョンサルトまで見つめている。そのジョンサルトに   「ジョンさんは何故美里さんの手助けをしてい たのですか」   答えにくそうなので歌麿が   「皇太子の命令でしょ」   黙ったままのジョンにさらに追い打ちをかけた。   「皇太子からは聞きましたから、別に黙秘する 必要はないんですよ」   ピクリ、ジョンサルトの眉が動くと   「聞きたいのですが、どの段階から美里さんと提 携したのですか」   歌麿がさらに聞いてきた。杏がジョンサルトのわき腹をつつくと、苦笑しながらも   「湯原博士が殺されてからだ」 「やはり」   頷き、思案気に顎をさすると、ゆいに目を向け   「ゆいさんの記憶が戻ったのはいつからですか」   今度はゆいの身体がピクリと動いた。まさか自分にそんな質問が飛んでくるとは思っていなかったのだろう、もろに本音が表情に出てしまった。   「わ、私の記憶は・・・」 「もう隠す必要はないですよ。私の考えが正しけ れば、そんな些細な事はどうでもよくなるはず ですから」 「どうゆう意味でしょうか?」   足を組みなおしたゆいは歌麿を見つめなおした。先ほどの動揺はもう完全になくなっていた。   「この先起こることは、おそらく私達が想像を絶 する事だと思うからです」   しばらく黙ったまま歌麿を見つめていたゆいは硬い表情を崩すと   「いつから私の記憶が戻ったとわかったのですか」   やはりゆいの記憶は戻っていたようだ。杏と斎藤がギロリ、ゆいを睨みつけた。  続話→  にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ  

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