人間観察そして恋そして小説も

201話 人間かどうか調べて欲しい 

2016年11月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


あらすじ    登場人物紹介  目次   身辺調査などしない歌麿が、中村トオルの依頼である身辺調査を受けた、しかも杏と斎藤に黙って。 これは二人にとって大きな驚きだった。 身辺調査の仕事そのものを受けたことも不思議だが、行動部隊の杏と斎藤に話を持ち掛けなければ調査自体進まないだろうに。   歌麿が杏と斎藤以外、気を許す(相棒)を持っているとは俄かには信じられない。 大企業の社長と言う表の顔がネックになり、そうそう相棒を増やすことも難しい。杏も、斎藤も、自分たち以外に歌麿が仲間を持っているとは思ってもいない。だからこその意外性だったのだ。 そんな二人の疑問を感じたのか   「あ、中村トオルさんの依頼、湯川博士の身 辺調査、これがまた奇妙な相談でしてね」   歌麿の表情が緩んだ。ゆいを見ると人差し指を立て   「奇妙奇天烈な相談だったんです」   興味が乗った時に歌麿がよく見せるポーズだ。   「身辺調査というより、その理由が面白かった のです」 「理由?」   訝しむ斎藤に   「仲村は、湯川博士が人間かどうか調べて欲し いと依頼してきたんです」 「はあ!」   またゆいと斎藤は口をそろえて叫んだ。周りの者はもっと、キョトンとしている。歌麿が何を言わんとしているのか、さっぱりわからないのだ。   「人間かどうかって?なんじゃそれ」   頭を掻く斎藤に   「面白いでしょ、このお話」   そりゃ面白いだろう。面白いと言う以前に、頓珍漢な話だ。斎藤の顔は、いや杏の表情もそう物語っている。  続話→  にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ  

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