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雑感日記

雪道走行で思うこと 

2011年02月15日 外部ブログ記事
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★関西では珍しく雪になった。
家の前の道がこんな状況である。
 
このあたりの道に雪が積もること自体が珍しい。
関西で雪道になると、雪国の数倍危険度は増す。
車など、運転しないことである。
 
★私自身は、車の運転は好きである。
特に、雪道の運転は好きなのだが、関西では出来る限り運転しないことにしている。
雪道は大丈夫なのだが、雪よりも一般の車の方が怖いのである。
車自体の装備が雪道に対応していないし、それ以上に雪道を走ったことがないと言うよりは、クルマの特性を理解していない運転者が一般的なので雪道などには対応できないと、思ってしまうのである。
こんな雪が降ったので、『雪道の運転』、と言うより、ずっと思っている『車の運転』についての私の見解を述べてみたい。
間違いなく、クルマの安全運転に寄与するはずである。
 
 
★私が車の運転免許を取った1960年代、私の周囲には二輪のレースライダーがいっぱいいた。
特に、モトクロスの全日本チャンピオン山本隆君や、日本一速い男と言われた星野一義君が私の先生で、免許を取ってきた私にいろいろと、レーステクニックを伝授してくれたのである。
サーキットを走るレーシングテクニックは、間違いなく合理的な安全運転テクニックで、『ダブルクラッチやヒールアンドトウ』と言うような高度なテクニックは兎も角、カーブに入る時の『スローインファーストアウト』や、カーブを曲がる際の走行軌道『アウトインアウト』などは、一般走行でも間違いなく役に立つし、クルマを安定して走らせるためのMUST条件なのである。
『スローインファーストアウト』の実現に通じる『ブレーキング』は、
必ずカーブに入る前の『直線上で』前輪がまっ直ぐな状況の時に、『カーブに入ったらアクセルが踏みこんでイケルスピードまでに落とすこ』と、これ一つ守っていても、公道走行に安全なのである。
 
★理論家で、講釈師と言われている山本隆君、60おじさんの車の運転理論は、私の運転技術に大いに役に立ったし、特に雪道走行で素晴らしい効果を発揮したのである。
1960年代に4年間東北の道を、冬も夏も毎日のように走っていたのである。
仙台の雪は大したことはなかったが、山形の米沢や福島の会津若松、青森や秋田の雪道は半端なものではなかったし、峠道も半分ほどは砂利道であった。
当時のタイヤ性能は今とは比べるべくもなく、昨今の車とは全然違うのである。この4年間の冬の雪道走行で、雪道の危険性も、雪道走行のオモシロさも、クルマと言うものの走行性向も十分経験もし確かめることが出来たのである。
その後、2000年ごろ、北海道の札幌に2年いて、この時も冬でも北海道中を車で走りまわったのだが、仙台時代と比べて全ての状態が比較出来ないくらい改善されていて、雪道の危険など殆ど感じることがなかったのである。
まず第一に、道路状態は、除雪が徹底していて路面に雪はないのが普通になっていた。車はクラウンの4輪駆動でスノータイヤ、アイスバーンの上でも殆ど問題がないほどその性能は向上していた。ハンドルがまっ直ぐな状態なら、急激なブレーキでも全然問題がないほどの安定ぶりだった。
 
関西の雪道は、同じように論ずることはできない。
同じ雪道走行でも、関西の雪道は道路状況も、乗っている車の装備も、運転者の慣れも、さらに言えば運転技術も、危険そのものなのである。
だから、雪が降ったら、関西では車など運転しないことである。
 
★いま、思いだしてみると、東北時代の雪道の運転は、運転技術の基本が100%発揮できて非常に、楽しかったのである。
峠道の登りなどは夏の砂利道が雪で舗装されている様なもので、『カーブはアクセルを踏み込んで走り抜けるもの』という基本が出来ていたら、これほど楽しい運転はないのである。
『カーブはアクセルを踏み込んで、どんどんスピードを上げて走るのが鉄則』なのである。
ど―んと踏み込んで、少しケツを振りかけたら、ハンドルでカウンターを当てながら走り抜けると、夏場ではなかなか難しい、所謂『逆ハン』が雪道では簡単に出来て、夏の峠道以上に早く安全に走れるのである。
 
★車の運転をする上で、一般の方も覚えておかれたらいいことが幾つかあるのだが、
●まず一つは、バイクでも四輪でも、一番安定しているのは負荷がかかった状態=アクセルを踏んでいる状態なのである。逆に不安定なのはアクセルを戻してブレーキに足がいっている時である。
●従ってブレーキを踏む時は、一番安全な状態、真っ直ぐな直線部分で踏まなくてはいけない。間違っても一番危険なカーブなどでブレーキを踏むことは、クルマは不安定極まる状態になってしまうのである。
●危険な道路状態では、クルマを安定して走らせるために、アクセルを踏み込んでいけば、クルマは安定した状態で、危険なカーブを曲がってイケるのである。
●危険な状態では、カーブでも、雪道でも、でこぼこ道でも、そんな状態の時はアクセルを踏めばいいのだが、(アクセルを踏める状況に車を持っていけばいいのだが)大概が逆のことをやられるので、車がぎくしゃくしてしまうのである。
 
 ★そのためには、カーブに入る前の直線部分でブレ―キを踏んで、十分にスピードを落としておかないと、カーブでアクセルなど踏めないのである。一般に見ていると、カーブに入ってブレーキランプの点る車がいっぱいいる。こんな運転は普段の道でも危ないし、雪道では簡単にスピンに繋がるのである。
『カーブでブレーキに足を乗せている様なドライバー』が一番危険なのである。 
二輪の場合はカーブをハンドルを曲げて回るのではなくて、車体を寝かせてカーブを廻るのである。車体を寝かせても倒れないようにアクセルを吹かせてそのバランスを取りながら、カーブを曲がるはずである。
このあたりの講釈を、私の運転技術の先生、山本隆君に何度もたたき込まれたのである。
 
これは、私の安全運転に大いに役に立っているし、北国の雪道走行が、本当に楽しめたのである。雪道では路面の抵抗が減るので、普通では難しい運転テクニックが簡単に確かめたりすることが出来るのである。 高度なテクニックのカウンターや、スピンターンなども至極簡単なので、広いところで大いに楽しんだものである。
6年間の、雪道走行で事故は一度もないのだが、一度だけ急な坂道で上から対向車が来たので、止まっていたら下ってきた車がブレーキをかけて4輪がロック状態になり、滑ってきて正面衝突になったことがある。スピードが全然なかったので問題はなかったのだが、これなどもブレーキを踏むからこんな事になるので、タイヤを回せば自由になるのだが――。雪国の人でも車の運転特性がみんな解っているとは言えないのである。
 
★そんなことは兎も角、一般の車の安全運転で、お勧めしたいのは、
1、ブレーキは直線でしか踏まない。 (カーブなど危険な場所ではブレーキを踏まなくてもいいように運転する)
2.ブレ―キを踏む時は必ずバックミラーで後続車を確認する。(交差点でオカマを掘られるのはブレーキのかけ方と止まる位置で殆ど避けられるのでは)
3.カーブに入る前に、直線部分でブレーキを踏んで十分に速度を落とす。(カーブでアクセルを踏み込める速度まで)
4.カーブに入ったら、アクセスを徐々に踏み込んでいく、速度はどんどん速くなる。(アクセルを踏み込んでいると言うことは車は安定して走行しているということである)
5.カーブは直線に比べて危険な場所だから、クルマは安定して走らせる状態に保つべきなのである。
これだけでも、ぜひ実行されたら、雪道ででなくても安全運転に繋がると思っている。
 
★レースなどは、無闇矢鱈に早く走っているのではなくて、合理的に安全にライダーたちは走っているのである。
日本の自動車学校なども、ただ単に規則などばかり教えずに、クルマをホントに安全に運転できる技術や理屈を教えたらいいのにと思っている。
珍しく雪が降ったので、雪道走行について思いだした。
雪道は危険な状況なのだから、ブレーキではなくて常に『アクセルを踏める状況に保って』走ることが安全なのだと思っている。
 
 
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