メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番!

永い言い訳 

2016年10月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

俳優の平幹二朗さんが死去(82歳)のニュース。
TVで見た「三匹の侍」の浪人役を思い出します。合掌!

今日の映画紹介は上映中の「永い言い訳」。

西川美和監督が、直木賞候補作にもなった
自著を自分で脚本を書き、監督した映画。 

キャッチコピーは、
”妻が死んだ。これぽっちも泣けなかった。
そこから、愛しはじめた”。

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、
二十年来の妻・夏子(深津絵里)が旅行に出かけた夜、
愛人を家に呼び込、不倫をしていた。
が、翌朝、突然のバス事故により夏子が亡くなったと
警察から連絡を受ける。

しかし、その悲報にも、妻との間に愛情を
失くしていた幸夫は悲しみを覚えることもなく、
悲嘆にくれる夫を演じるだけだった。

そんな中、遺族会で幸夫と同じように
妻・ゆき(堀内敬子)を亡くした
トラック運転手の大宮(竹原ピストル)と知り合う。

彼は、幼い2人の子どもを遺して旅立った妻の死を
受け入れることが出来ず、
ただ、事あるごとに泣き出す日々を送っていた。
その様子を目にした幸夫は、大宮家を訪ねることに。

彼のアパートを訪ねた幸男は、
保育園に通う灯(あかり/白鳥玉季)と、
妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた
兄の真平(藤田健心)と出会う。

子供を持たない幸夫はふとした思い付きから兄妹の
面倒を見ることを申し出る。
なぜそのようなことを口にしたのか、
その理由は幸夫自身にもよくわかっていなかったが……。

監督が伝えたいメッセージは
”愛するべき日々に愛することを怠ったことの、
代償は小さくはない”と、
”人生は、他者だ”と言うことでした。

主人公の本木雅弘は自意識過剰で、自信満々だが
どこか憎めない役を上手く演じています。
それに、彼に関わって来る大宮家の親子三人の
演技ではない自然体の演技?とのコラボレーションが
素晴らしかった。

幸夫のマネジャー・岸本(池松壮亮)が言った、
”奥さん亡くなって、一度でも泣きましたか?”の
言葉が頭に残りました。

本作は16ミリフィルムで撮影されているので、
ザラついた画面は作品の内容を暗示していると共に、
1年間の時の移ろいを独特の映像美で描いています。

私なんか「言い訳(後悔)」だらけの人生を送って来たので、
共感する部分が多々ありました。

皆さん、どんな「言い訳」を心に抱えていますか?



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

変身

yinanさん

みのりさん、今晩は〜!

新聞によれば、平幹二朗さんはとても内気で
スピーチが苦手で、断っていたとのこと。

自分の内面を外に出すために役を演じたらしい。

と言うのも、役という仮面があることで、
自分の内面を表現出来たという。
演じることで変身出来るとは、不思議ですね。

2016/10/25 21:23:32

平幹二朗さん

みのりさん

俳優の平幹二朗さんが死去(82歳)
とても残念です。
とても味のある演技の俳優
でしたね

2016/10/24 20:04:02

PR







上部へ