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平野啓一郎の作品 

2016年10月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書

様々なことに手を広げていて、ちょっと滞りがちな毎日を送っている。

現在、自分の中での優先順位第一位は、平野啓一郎の「葬送」

きっかけは、数週間前に見つけた「ショパンを愛するあなたへ」というコンサートだった。


愛知県出身の小説家、平野啓一郎氏の話と、

平野氏が選択したショパンの作品を、名古屋出身の若手ピアニスト、北村朋幹君が演奏するという、

実に魅惑的なコラボレーション。


やはり聞く前に、平野作品に触れておきたいと思い、彼が三年間を費やして書き上げたという「葬送」を読み始めたのだが 遅々として進まない。


つまらないからでは無くて、濃密な内容が簡単に読破させない、といえば良いのか・・。


まだ途中だから詳細はわからないけれど、主人公は、ショパンと、ドラクロアと、ジョルジュ・サンド、という実在の芸術家達の三人である。


実に読み応えがあるし、まるで19世紀のフランス作家の作品を、翻訳で読んでいる気分にすらなってくる。


でもそれは、翻訳風の凝った文章だからと言うわけでは全く無いのだけれど・・。

余りにも精緻な、パリの芸術家達の心象風景が描き出されていて、とても若い日本人の創作だとは思えない世界が、其処に広がっている。


さあ、その平野さんのお話と、彼の選曲したショパンの作品を弾く若手ピにストの、マチネーが、いよいよ明日に迫った。


「葬送」を読み終えることはできなかったけれど、あの作品を書いた小説家のお話を聞くのは、とても楽しみだ。



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村雨さん

シシーマニアさん

19世紀のパリは、文化的にも絢爛豪華という感じがしますね。


少女時代に読んだ「愛の妖精」の作家が、後にショパンを愛人にしたジョルジュ・サンドだと知った時は、面白かったです。天才達のたまり場的に、かな・・。

2016/10/24 06:42:51

Reiさん

シシーマニアさん

やはり『葬送」はすらすら読める小説では有りませんよね。

まあ、時間を掛けて読めれば、と思っています。

平野さんのお話は面白かったです。

2016/10/24 06:39:29

彩さん、コメントありがとう

シシーマニアさん

昨日の、コンサートは帰宅した時点では満たされた気分でしたが・・。

でも、一晩寝ると、ちょっと考えが浮遊してきて。

今朝は、早起きしてブログを書き始めました。

2016/10/24 06:38:06

映画で

さん

ショパンやジョルジュ・サンド、ワーグナーも出てきたかしら。サンドは男装したりしてたのですね。昔読んだ「愛の妖精」が好きでした。
平野啓一郎のその本も読んでみたいけれど、
最近、読書への集中力がなくなり、なかなか進まなくなりました。

2016/10/23 08:30:21

実は・・・

Reiさん

私は平野啓一郎の「葬送」は、挫折してしまいました(>_<)

2010年、ショパン生誕200年の年に、様々なイベントがあり、テレビでショパンについて話している彼を見たことがあります。
それで興味を持ったのですが、あの本を読むのは大変でした。
シシーさんは、ぜひ完読してくださいね。

コンサート、楽しみですね。
「ショパンを愛するあなたへ」などというタイトルをつけられたら、近ければぜひ行くところです。

報告、楽しみにしています。

2016/10/23 08:10:16

お早うございます

彩々さん

しばらくです。
お元気でいらしたようで安心しました。

興味深いコンサートがあるのですね。
感想もおそらくUPされるでしょう。
楽しみにしています。

「葬送」という小説を書かれた
作家さんのお話、それに向けた
シシーさんの対応力が素晴らしく、
これまたシシーさんらしくて
面白い(笑)
(冷やかしているのではありませんから)

2016/10/23 06:08:21

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