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明治時代のヘイトスピーチ 「泉鏡花」の文学作品に「支那人(チャンコロ)斬るべし」 

2016年09月20日 外部ブログ記事
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明治の文豪泉鏡花の作品中、日清戦争・日露戦争や軍人を題材にした作品は「予備兵」「海城の餘波」「琵琶傳」「海城發電」「勝手口」「凱旋祭」「きぬぎぬ川」「軍人の留守宅見舞の文」「外國軍事通信員」「柳小島」と10作あります。
(反戦小説とは位置づけられていません)
『凱旋祭』『予備兵』は、愛国心に集団で参加しない人に対して、非国民と非難し暴力やヘイトスピーチをする集団の醜さを描いています。日清戦争当時の鏡花の地元・金沢市が場面になっています。

【泉鏡花著「予備兵」】より抜粋

明治二十七年七月、牙山(がさん)の捷報新に到りて、平壌の戦雲いまだ乱れず、義勇兵に対する令いまだ下らざる前なりき、我忠勇烈なる国民は、抜刀隊あるいは義勇団を組織して所々に顔起せるほどに、名古屋第三師団の分宮を置かれたる石川県下金沢にも、決起の輩およそ一百名の同盟より、これらの団体は成立ちり。
(略)
躍然手に唾して義勇兵を組織し、鴨緑の流鞭絶つべし、支那人(チャンコロ)斬るべし豚尾十条を一束にして、両手に五葉ずつ挙げて帰るべしと、拒腕して気競いつつ、一飛渡韓せんと企つるもの、百余名ぞ頻れける。

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