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若布　

2016年08月30日
テーマ：テーマ無し

配偶者の実家の阿南市には、「椿泊（つばきどまり）」という漁港があります。
鱧（ハモ）の出荷が全国一で、形の良い鱧は、大阪や京都に出荷されているそうですが、地元には、大阪や京都では売れないような鱧しか出回っていません。

以前、阿南市で、鱧の天丼（「阿南丼」と呼んでいます）を食べましたが、骨切りがヘタなのか、不味かったです。
やはり、鱧は、腕の良い板前さんが調理しないとダメなんでしょうね。

私たちは、この椿泊漁港へ行き、毎年、1kg入りの「塩若布（ワカメ）」を買って帰って来ます。
トラ家では、1kgの塩ワカメで、一年分です（笑）

この春に帰ったときに、何かお土産をと、二，三件にこのワカメを持って行った所、大変好評でした。
友人の一人が、自分も買おうと思い、買ってきた水産工場のHPを見たところ、
「トラさん、あのワカメ、養殖じゃ無くって天然やで」
「へぇ、そうなんですか」
「天然のワカメなんで、肉厚で歯触りも良くって美味しかった」と言います。

ワカメの上の方の身の薄い部分は味噌汁に、下の厚いところは刺身にして食べると美味しいと言っていましたが、我が家ではもっぱら酢の物やサラダです。
スダチをたっぷりとかけていただいて居ます。

「この前、京都の錦市場に行って、同じものを探したら、400gで1500円もして居た」
「そりゃ、錦市場は高いやろ」
「でも、1kg入りは無かったで」

今回、買った店にそのことを言うと、
「1kg入りは、料亭などに直接卸している分です」と言うことでした。

今までは、目の前の海で養殖をして、良いものは出荷して残ったワカメなのに、結構な値段やなと思って居ましたが、実は、出荷用の上質の天然ワカメなのに、大変お得な値段だったのです。

そういうことを聞いて、その夜に食べたワカメの刺身は、格段美味しく感じました。
私って単純な奴だなと思ってしまいました。（笑）

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