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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 

2016年08月30日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は
「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」。
BSプレミアムで2016年8月30日(火)21:00〜放送。
「男はつらいよ」シリーズ第17弾!

寺尾聡と宇野重吉の親子共演のシーンがあるので
見逃さないで下さいね。マドンナは大地喜和子。

キャッチコピーは
”夕焼け雲に想いを託す、
寅の心はあの赤とんぼだけが知っている!”。

寅さん、満男の小学校入学祝いの席上、
例のごとくゲンカをして家を飛び出す。

駅前の焼き鳥屋で飲んでいたら
みすぼらしい老人(宇野重吉)が
無銭飲食を店員にとがめられるのを見て
金を払ってやって家につれて帰る。

「とらや」を宿屋と間違えた老人は、
横柄な態度を取りひんしゅくを買う。
それで、寅さんに説教された老人は、
「おわびだ」と絵を描いて寅さんに渡す。

寅さん、古本屋に出かけ、
大雅堂の主人(大滝秀治)に見てもらうと
500円のつもりが”7万円で譲って欲しい”と言われ、
寅さんビックリ。

ここで、この老人が
日本画壇を代表する池ノ内青観と知るのだった。

ここでの、2人の遣り取りは笑えますね。
さすが、ベテランの大滝さんです。

旅に出た寅次郎は、播州龍野でと青観と再会。
青観の友人と勘違いされた寅さんは
熊野市役所に接待され、その宴席で
芸者・ぼたん(太地喜和子)に出会う。

寅さんとぼたんの別れ際のシーン。
”おぅ〜、ぼたん”
”うん!?”
”いずれそのうち所帯持とうなぁ〜”
”ぷふふっ!ほんま?”
”おお”
”嘘でも嬉しいわァ〜!”
”そうかい、エヘヘヘ…”
”フフ!ウフフフフ、
    あてにせんと待っとっからねー”
”あ!あばよ―ッ!”

マドンナはどのシリーズでも悩みや問題を抱えています。
寅さん、その悩みを一緒に悩み、解決しようと
悪あがきするところが、共感を得るのでしょう。
結婚しない寅さんの”所帯を持とうなぁ〜”の
セリフは寅さんの本音でしょう。

本作でもう一つ、注視したいシーンがあります。
青観とわけありの彼女、志乃(岡田嘉子)との会話。
志乃:
”…じゃあ、仮にですよ、
 あなたがもう一つの生き方をなすっとったら、
 ちっとも後悔しなかったと言きれますか?”
   
”私、このごろよく思うの、
 人生には後悔はつきものなんじゃなかしらって、
 あーすりゃよかったなあ、という後悔と、
もう一つは…、
 …どうしてあんなことしてしまったんだろう…、
 という後悔…”

岡田嘉子さん、この時74歳。
波乱万丈の生涯を送っただけあって、
凛としたたたずまいはさすがでした。
この言葉は含蓄がありますね。

”後悔先に立たず”と言うけど
自分を振り返ってみても、後悔ばかりの人生でした。
もっとも、自分で選んだ人生ですけどね。

1976年(昭和51年)制作。
監督・原作・脚本は山田洋次。



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それには理由が

yinanさん

あーみんさん、今晩は〜!

お褒めの言葉をありがとうございます。

実を言うと、自分のHPを映画の
データーベース代わりにしています。
映画の感想文にその映画を見た時の
時代背景に関するニュースを書いておくと、
見た当時のことを後で見ると、すぐ思い出します。

つまり、記憶力の強化?

2016/08/31 20:37:04

お勧めの前のMC(^・^)v

あーみんさん

こんにちは(^^)ノ

いつも颯爽とした
語り口からの…ヽ(^^)

映画のお勧めやコメントも
さることながら

実を言うと
出だしのyinanさんの
リアルタイムのコメント

時事ネタや
旬のニュースを
何気なく取り入れた

切り口が?
楽しいと思っています(^-^)v

寅さんの映画も
勿論、楽しいですけれどヽ(^^)

2016/08/31 15:18:41

おはようございます!

yinanさん

村雨さん、

大地喜和子さんの芸者ぼたん役は似合っていますね。
出演時は33歳ですから、
本当にぼたんの花のように艶やかでした。

48歳の時、事故で無くなったの残念でした。

南君さん、

誉めていただいて、ありがとうございます。
私も映画館で観るよりはTVで見た方が多いです。

このシリーズは作品の本数が多いので
どこかの放送局で必ず放送していますね。

明日香さん、

そうなんですよ、同じパターンなので
結末は分かっているのに、観ていますね。

でも、その中に何か、訴えるものがあるので
見てしまいます。
本作でも、青観が「とらや」を訪ねて来て、
いないと分かると、
”そう…寅次郎君は旅か…”と呟くシーンだけでも、
何か、胸にジーンと来ます。(私だけ?)

私もバスの中で14インチ位の小さなTVで
放送されるのを、それとなく見ていた記憶があります。

2016/08/31 07:35:12

おはようございます!

yinanさん

沙希さん、

寅さん自身は、最初から最後まで、
同じ行動パターンで進歩しないのですが、
マドンナに、本作の宇野重吉さんのように
寅さんと行動を共にする人達の生き方が
観客に共感を与えるのでしょうね。

決断する時、ベストチョイスをしたはずだから、
後悔することは無いはずなのに、
何故、後悔するのでしょうね。

みのりさん、

何度も見ているのに、
細かいところは忘れているので
ついつい、又、観ています。

そして、同じところで笑っています。
忘れた頃に再放送があるので
DVDではなく、放送の方を見てしまいます。

2016/08/31 07:07:18

偉大なるマンネリ

明日香さん

寅さん、水戸黄門と同じく、どんな展開になるのか、どんなセリフが出てくるのか分かっていても
ついつい物語にはまって、笑えるけど切ない気分になります。

夜行バスでスキーに行った頃、バスの中で放映される寅さんの映画を良く見てました。

懐かしい〜(^-^)

2016/08/30 18:02:52

思わず見たい!と

南君さん

どうしたら
こんなに素敵な解説が書けるのですか
私も寅さんのシリーズはよく見ましたが
(テレビが多かったですけれど)
思わずもう一回見たくなりました

ありがとうございます

2016/08/30 17:47:44

もう予約

さん

大地喜和子なので。
私の後悔の一つに、大地喜和子の舞台を観ておきたかつた、というのがあります。

2016/08/30 08:32:24

トラさん

みのりさん

binanさん

 男はつらいよ
トラさんの映画良くみました。
懐かしいです。
見直してみたくなりました。

2016/08/30 08:16:25

共感

さん

おはようございます。

とらさん映画に人気があるのは、見る人の共感を呼ぶから、なのかもしれませんね?

後悔のない人生など皆無でしょう?
私も、「あの時こうすれば」もあれば、「どうして、あんな事してしまったんだろう」も沢山あります。

絵を預かったら、それが巨匠だったなんて、山下清の話を思い出しました。

2016/08/30 07:54:22

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