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映画が一番!

黒い十人の女 

2016年07月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

大橋巨泉さん(82歳)がなくなられました。合掌!
「11PM」はよく見ていたし、週刊現代のコラム、
「今週の遺言」を愛読していただけに、寂しくなります。

今日の映画紹介は「黒い十人の女」。
BSプレミアムで2016年7月21日(木)13:00〜放送。
和田夏十のシナリオ「足にさわった女」を
市川崑監督が映画化。
見所は当時の人気女優と、監督の得意とする映像美。

キャッチコピーは、
”殺して、殺して、殺してやりたい”。

テレビプロデューサーの風松吉(船越英二)には、
美しい妻・双葉(山本富士子)がいながら、
多くの女と浮気していた。

双葉はそんな夫に愛想を尽かしてレストラン経営に専念する。
風のことを気にする女たちが話す事は、
”誰にでも優しいとは誰にも優しくないと同じ”、
”風がポックリ死ねばよい”とか、
”風を誰か殺してくれないかしら”と言うのだった。

それは、妻と舞台女優で愛人の市子(岸恵子)とで
うっぷん晴らしに松吉を殺そうという架空の計画の話だったが、
廻り回って、そのことを聞いた、気の弱い風は、
十人の女が自分を殺すのではないかと戦々恐々となる。

何故、自分が殺されようとしているのか、理解出来ず、
思い悩んだ末に、彼は妻の双葉に相談する。
他の女たちを懐柔するために、二人が考えた計画とは?

1人の男を取り巻く10人の女の可笑しも、
悲しい話だが、深読みすれば、人間の心理を描いた
ミステリー&サスペンス映画。

主人公の名前が”風”なのは、女たちの間を
風のように、吹き渡っていくからでしょう。
しかし、翻って見れば、一人で十人とは、
1人でも膨大なエネルギーを消費している
自分を考えると羨ましい!?

”みなさん、この物語は全く嘘の話であります。
この世に、こんな話はあり得ないのです。
但し、あり得るかもしれません。”のフレーズには
ニヤリとしましたね。

1961年(昭和36年)制作。白黒/レターボックス・サイズ。



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男と女のラブゲーム

yinanさん

村雨さん、今晩は〜!

男と女、違いが大きいですね。
バーブ佐竹の唄を思い出しました。
♪♪あなただけはと
信じつつ 恋におぼれて しまったの
こころ変わりが せつなくて
つのる想いの しのび泣き♪♪。

本作に登場する女性は、
自分だけの男にしたかったのでしょう。
だから、松吉が本当に殺されたと思い、
自殺した三輪子(宮城まり子)は
幽霊になっても、付きまとっていました。

だから、男と女の関係は面白いのでしょう?

2016/07/21 21:26:32

数よりも

さん

怨みの深さも比例するのでは?
昨今は、数を誇っているようですが、あんなこと自慢になりません。
一人の女にじっと耐えしのんでこそ、男の中の男です!?

2016/07/21 09:46:03

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