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のびたの日記

カレーライスにはソースだよ!ふつうが一番 藤沢周平の世界 

2016年07月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



久しぶりに カレーライスにソースを掛けるシーンを見た
10日くらい前に放映されていた映画 ふつうが一番 藤沢周平さんの娘さんの父を描いた原作による
いまでこそ カレーライスにソースを掛けないが 昭和30年代は ふつうであった
 

 
家でもそうだが 食堂でもテーブルにはソースが置いてある
カレーが来ると まず一番に 全体にカレーを掛けて その味とカレーが抜群であった
もっとも 最近のようにカレーの種類が多かったり 肉などの具があるわけではない
 
殆どさらっとしたもので 申し訳ない程度にジャガイモの塊が顔を出している
いつから 無くなったか 自分でも止めたか 全然覚えていない
だが ソースを掛けることだけは 現在にも他である
 
私は ソースと醤油 どちらかと言うと殆どの場合 ソースを掛ける
カツ フライ 天麩羅 時にはサラダにも ソースである
一回だけ失敗して 刺身にソースを掛けてしまったことが昔あった これだけは不味かった
 
関西や淡路島を旅したときに ソースカツ てんぷらにソース などの声を聴いた
私は嬉しくなった どちらかと言うと 西の方が愛好者が多いのか
東へ行くと あまり聞かない 醤油が圧倒的に多くなるのだ
 
映画の話に戻る 藤沢周平さんが掛けたのは醤油である
出身地は山形県鶴岡市 ここにまつわる小説が主流である
対して 後妻となった彼女は一瞬驚くが 自分はソースを掛けて場を和ませた
 
先妻は結婚してすぐ この娘を産んだのち がんを発病 28歳の若さでこの世を去った
藤沢周平さんは この時 彼女を追って死のうとまで思った
彼女ひとりで三途の川を渡るなんて寂しかろう 俺が一緒に寄り添ってあげよう
 
こんな想いを聴かせられると 私は一気に感涙である
簡単に男女が知り合い愛し合い そしてすぐ別れることも多い時世だ
ましてや 不倫でさえ 愛さえあればと言う風潮が私には どうしても受け容れない
 
歌の世界でも 不倫を歌うもので 好きなものも結構浮かぶ
だが それはドラマや妄想の中で留めて欲しいと 心の中でいつも思う
もしかしたら 自分が離婚と言う失敗で そんな夫婦の純愛を心で求めて居るのかもしれない
 
彼は死ぬことを思いとどまり 小さな業界出版社に勤めた
朝夕は 娘の保育園の送迎である 会社のお付き合いも全てしないし出来ない
編集長にしようかと言う社長のお誘いにも 娘優先で断り 勤めと家庭の二重生活だ
 


 
そんな彼を見ながら 想いを寄せたのが 後に後妻となった妻である
彼女の父親は猛然と結婚に反対した 勿論 収入も覚束ない彼と 子持ちであれば当然だ
しかし こんな父親を説得した 先妻を追って死のうとした一途な彼の心が揺り動かした
 



 
小さな娘と 姑との生活が始まる 
藤沢周平さんは勤めているうちから 秘かに小説を書いていた
社長も社員も皆が知っている公然の秘密であり 理解者でもあった
 





 
何度か 直木賞の候補には上ったが 3度も本選で落ちた
それでも家族で支え 会社の方たちも皆で支え 遂に直木賞受賞の知らせを受けた
平成9年に69歳で亡くなったが その幼かった娘が小説として父を描いた作品でもある
 


 
 
  最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m
 



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