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シチズンフォー スノーデンの暴露 

2016年06月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドキュメンタリー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

英国民投票は離脱派勝利に、
キャメロン首相が辞意表明 で世界経済に大打撃。
円も99円台まで円高で、どうなるのでしょうか。

今日の映画紹介は上映中の
「シチズンフォー スノーデンの暴露」。

アメリカ政府のスパイ行為を告発した
エドワード・スノーデンによる事件のはじまりと
真相に迫ったドキュメンタリー。

ある日、ドキュメンタリー映画作家の
ローラ・ポイトラスの元に重大な機密情報を
持っているとコンタクトしてきた者がいた。
コードネームは<CITIZENFOUR>。

映画はナレーションから、始まりますね。
”ローラーへ、今、託せるのは言葉だけです。
私は情報機関の上級スタッフで、
こうした接触には危険が伴います。
まずは次の予防対策を取って下さい。重要なことです”と、

それは、匿名の人物からローラが受け取った、
暗号化されたメールの言葉。
”あなたが何を買ったか、誰に電話をしたか、
友達は誰か、どんなサイトを見たかなどが
全てNSA(アメリカ国家安全保障局システム)の
手の中にある”というものだった。

ローラはこの情報を得ることで
危険が伴い、自分が撮影してきた映像を没収されるのを
恐れて、ベルリンに移動する。

2013年6月3日。ローラは旧知のジャーナリストの
グレン・グリーンウォルドとともに香港へ向かう。

指定されたホテルの部屋で待っていたのは
29歳の元CIA職員エドワード・スノーデンだった。

彼はNSAがアメリカの一般国民の情報を収集していると、
そのスパイ行為を暴露する。
”メール内容やクレジットカード情報、
パスワードの情報すらスパイされている”と、

さらにホテルの部屋にある電話を指差し手に取ると、
”これらのIP電話は盗聴器として遠隔起動出来る。
パソコン一つで10億件の通話や通信を監視出来る”と
スノーデンは不安な表情をにじませて話し出す。

その6時間後、グレン達と共にインタビューをした
レポーターがスノーデンの許可を得て、メディアに公開する。
次に彼らは再びメディアに政府がマイクロソフト、ヤフー、
グーグル、フェイスブック、AOL、スカイプ、ユーチューブ、
アップル等の各社サーバーに直接侵入していると暴露する。

ローラ・ポイトラス監督はドキュメンタリー作品で
脚光を浴びただけに、顔を見せずに、インタビューだけの
シーンでグイグイと画面に引き込んでいきますね。

スノーデンは政府側からすれば、内部告発者で犯罪者。
政府の秘密を明らかにする勇気には驚かされます。
彼の落ち着かない様子は、逃亡者としての不安が
画面から伝わって来ます。

インタビューだけでなく要所要所で、
実際に各国の驚きのニュース番組を使って、

”米国の安全のためのプライバシー侵害、今朝の記事で
その懸念が再燃しました。政府はインターネット企業の
サーバーに直接アクセス。
全米の一般国民の情報を収集しています”と、

上手く構成しているので、より緊迫感が伝わって来ます。
製作総指揮のスティーヴン・ソダーバーグの
手腕もあるでしょうね。

アメリカ政府は香港に彼を引き渡す様に迫るが、
ウィキリークスがスノーデンの為に
モスクワへの逃亡を手助けする。
ロシアに亡命したスノーデンは、恋人のリンジー・ミルズと
一緒に暮らしている。

監督のローラーがインタビューで、
”実際に悪事を働いた人よりも
悪事を暴こうとする人を追い回すのね”の
言葉が印象に残ります。

第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞。
グレンはガーディアンへの寄稿して、
ピューリッツァー賞受賞



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