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独りディナー
気配を消す人
2016年06月16日
テーマ:ナビ友さんとの呑み会
P師匠に関しての前情報は、かなりあった。
ブログ以外にも、ホームページを月に一度更新してるし、更に本も出版してらっしゃる。
よく、「文章と、本人の印象とには落差がある」と言われるそうだが、私も写真を拝見した時は、かなり意外であった。
師匠の文章を読んでいると、一言でいえば江戸っ子である。
勿論ご本人も、それは自負しているだろう。
私の中のイメージは、池波正太郎であった。いい意味で、無頼漢ともいえる様な・・。
処が、写真の師匠はなんと、まっとうなジェントルマンであった。
しかも、主人の父に、何処か似ている。
義父は、ちょっとみると、お父さんの方のブッシュ大統領に似た容貌で、最初はちょっと気後れがするのだが、実際は優しいおじいちゃまである。
親族の集まりの時には、早くに食事が終わってしまう孫たちのベビーシッタ役を、一手に引き受けて、親たちがゆっくりと酒宴を楽しめる様に一役買ってくれる、私には掛替えのない恩人だった。
師匠の写真を拝見した時点で、既に私の中では義父とリンクしていたからか、お会いした時から余り緊張せずにいられたのだと思う。
しかも。
当日は、黒一点(?)だったこともあるかも知れないが、師匠は宴の間 時々気配を消すのである。
これこそ、お逢いしてみないとわからない。
お酒を注いだり、相槌を打ったり、皆の会話には勿論参加をしているのだが、気づかぬうちにひょいっと、気配が消えている。
存在感が無い、というのとは違う。
気配を消してしまうのだ。多分意識的に・・。
師匠の同席を、だから私は時折、忘れるというと大げさだが、意識せずにいた気がする。
そして突然、ユーミンの事を思い出した。
30年くらい前、テレビの「笑っていいとも」に出ていた時の、彼女の話を・・。
ユーミンは歌詞を作るためのネタ探しに、よく喫茶店で何時間も過ごしては、聞き耳を立てているのだという。
「気づかれないの?」とタモリが訊く。
私はその時の、ユーミンの答えが忘れられない。
「私はね、気配を消すのがうまいんですよ。」
ああ、師匠は作家なのだ。
文章を書くのが得手、という初歩的条件は言うまでもない。
でも、こんなところにこそ、作家であるべき資質、と言うものが必須なのだろうと思う。
「主人と私は中学の同級生」ときくと、何となくロマンチックな印象を持つ人が多いので、私はいつものセリフを言う。
「だって、中学の時に私はもう、殆ど今の身長だったけれど、男の子の方は、昨日まで小学生だったような子供ですから・・。
30歳で結婚したんですけれど、それも売れ残りの二人がくっついた、という結果なんです」とべらべらしゃべっていたら、
その無防備さを心配なさったのか、師匠がむっくと、気配を現したのだった。
「私はいつも、ネタを探していますからネ・・」
それは言葉にはしないながら、「面白かったら書きますよ」という警告だったのだろうと思われる。
もしかして、その話、ちょっと面白かったのかな・・。
その頃から、私はかなり酔いが回ってきた様であった。
大きな声を出して、うわっすべりの政治の話さえしていた気がする。
師匠のホームページを読んで、政治に対する考え方が大きく違わない、という安心感もあって・・。
そんな時の師匠は、ごく普通に、好々爺雰囲気、満載である。
師匠が気配を消した時は、きっとネタを探しているときなのだろう。
好々爺の仮面を被った時こそ、こちらの話に興味が失せた瞬間なのかもしれない。
でも、師匠の事だ。ワンパターンでは済まされないだろう。
是非又、その辺を再度お逢いして確かめたいものである。
今回は、女主人のKさんはじめ、文章だけでは把握しきれなかった、色々な発見があった。
わずか4時間ではあったけれど、お会いできて本当に良かった。
最後に、自画自賛をしておこう。
たった4時間の出来事を、よくもここまで引き延ばしたものだ!
読んで下さる方が居る、という贅沢さに感謝しつつ、幕を閉じることにしたい。
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素晴らしい、経験でした
喜美さま、コメントありがとうございました。
夢の様な、4時間でした。
喜美さんが、おおらかに迎えて下さって実現できました。感謝しています。
又お逢い出来る日を楽しみにしています・・。
2016/06/16 20:17:31
お客様
今日も昼近くから食べ会?今解散です
誰も飲まないですけれど 相変わらず喋ります お料理の好きでマメなご夫婦が色々作って来てくれます
私やっぱり幸せ者です
短い時間のこの間のこと 私でしたら3〜4行しか書けませんお陰様で楽しく思い出しています 又こんな時間が持てますように。有難うございました
2016/06/16 17:15:52
長いコメントを戴き、しっかり心に留めておきます
コメントを下さった彩さん、澪さん、師匠へ。
毎日読んで戴き、本当にありがとうございました。
単純な私は、今日ですっかり書くモードからドロップアウトしてしまいまして、毎日夢中になって書き続けてきた自分が信じられない位です。
不思議なもので、そろそろピアノの方を、という焦りがあるせいか、もはや文章も出てきません。
切り替えが早いのは、私の長所でもあるのです・・(笑)
2016/06/16 14:49:29
さらに続き
気が付いたら、四時間が、一瞬のように過ぎていました。
おしゃる通り、何かのテーマで話し合ったわけではありません。
強いて言えば、漫談、つまり漫然たる語り合いです。
しかしこれが良いのですね。
肩ひじ張らず、さりとてただの冗漫に流れるわけでもなく。
きっと顔ぶれがよかったのでしょう。
それぞれが核となるものを持ちながら、その一家言をひけらかすなどは、つゆほどもなく。
さながら「一幕の芝居」としたのは、けだし名言であります。
私は普段、人様を俎上に載せ、好き勝手に料理をしています。
逆に、私がその描かれる立場になったなら、覚悟を決め、
その包丁さばきに従うよりないと思っていました。
今回は、ものの見事に料理されました。
いささか実態以上に、盛り付けられているきらいはありますが……
あとは読者の皆様の、味わうに任せるよりありません。
2016/06/16 10:10:17
続き
皆さんの話が、楽しかったこともあります。
これでお通夜のような会合でしたら、逆に、しょうもない話を持ち出し、
出席者を笑わせようと、努力したかもしれません。
当日のあの部屋には、絶えず笑いが流れていました。
そう、渦巻くでもなく、さざめくでもなく、つい頬が緩む、ごく自然な笑いです。
さながら、窓から吹き込む、初夏の微風のような笑いでした。
観察する。
しっかり見届け、文に定着させる。
これがシシーマニアさんの文の、特徴と思われます。
この度のレポートを通読し、その観察眼の確かさを、しきりに思っております。
文のまとまりから言えば、最終話がもっともすぐれています。
被写体が良かったから……とは言いますまい。(言っている)
ネタが豊かだったから……かもしれません。
ネタとは、笑窪ばかりでなく、痘痕も含まれることは、言うまでもありません。
私は、痘痕の多いことでは、人に負けませんから。
その点で、シシーマニアさんの文は、少し褒め過ぎであったかも知れません。
2016/06/16 10:08:23
まな板の上の鯉の心境でした
私のこの顔が、誰かに似ていると思ったことは、実はしばしばあります。
ブッシュ元大統領(先代の方)もその一人です。
しかし私が思っているだけで、誰もそう言ってくれませんでした。
初めてです。
間接的にでも、印象が繋がったのは。
ちなみに、ノーベル賞に輝いた、京大の山中伸哉教授もその一人です。
これも、当人が思っているだけ。
誰も言及してくれませんでした。
炯眼の士の現れるのを、気長に待つよりないようです。
ちなみに、かつて他人から、似てると言われたのは、北野まさるとかいう人。
そうビートたけしのお兄さんです。
私はどうやら、あの線の辺りに存在感があるようです。
気配を消す。
これは気付きませんでした。
私自身は、姿をくらますつもりはないのですが、
もしかすると、自然に消えているのかもしれません。
グループで談話をする時に、誰かの話を遮ったり、
大声で自説を主張することは、野暮ったい、見苦しいという頭がありますので。
(字数の関係で次に続けます)
2016/06/16 10:06:08
作家の素質♪
「丘の上の家物語」楽しく読ませて頂きました♪
>たった4時間の出来事を、よくもここまで引き延ばしたものだ!
物書きの端くれだった亡夫が好く言っていました。
”物書きって言うのは、ほんの小さな出来事(タネ)
を、う〜んと大きく膨らませるんだよ!”と・・・
シシーさんは作家さんの素質充分!隠れた才能♪
あの日、Pさんも沢山のタネを拾い集めてお帰りに
なった事でしょうネ!
2016/06/16 09:41:53
よくも まぁ
おはようございます!
たった4時間くらいの間に、音を正確にとらえるシシーさん
だけあって、人の声、表情をも見逃さず人を掴んでしまう
その洞察力は、失礼ながら大したものです。
>最後に、自画自賛をしておこう。
いえいえ、私ならまとめて一話で終わらしちゃいます。(笑)
真面目なシシーさんは、お一人、お一人を
きちんと的確な文章で紹介され、想いが込められた
シシーさんの内面まで正直に表されています。
>師匠が気配を消した時は、きっとネタを探しているときなのだろう。
そうです。その通り!
でも、もう少し時間を掛けると噂のPさんもご酒が
全体に回り、優しくも鋭い眼光は消え失せ、○○に
なります(笑)
次回は、とことんお付き合いされますよう。
2016/06/16 07:58:35